メジャーリーグの大谷翔平選手がドジャースに移籍されましたね。
10年契約で報酬が1015億円超だとか(;'∀')
時給にして約116万円だそうです。
時給116万円だとすると、2時間で232万円。
232万円 = 私の年収と同じですね。
それではここで私KAZの給与明細をご覧ください。
契約社員という名の時給アルバイトです。
単純に毎月の勤務時間に応じた給与支給です。
だいたい毎月こんな感じです。
総支給 20万円 (通勤交通費込み)
手取り 16万円
寸志・賞与なし
退職金なし
私の給与は、非正規雇用者の典型だと思います。
うちは通勤交通費支給されるから良心的です。
通勤交通費支給がない企業もけっこうあります。
手取り16万円前後の給料で、最低限+αの生活はできます。
ほどほどに倹約して、毎月少し黒字がでます。
ありがとうございます。
今の給与に不満はないんです。
完全週休3日だから!
スタミナが弱い私は、週休2日では身体がもたないんです。
週5勤務ができない時点で、正社員という選択肢は消えます。
占い師という自営業もやめたから、あとは非正規雇用しかない。
週休3日で、手取り16万円は、かなり優遇されてると思います。
神様にも職場にも、とても感謝しています。
でも贅沢はできませんね。
先月はオーブンレンジと電気ケトルが続けて壊れたため、新品を買いました。
単機能レンジ、オーブントースター、電気ケトル。
合計2万ぐらいの臨時出費になり、先月の家計簿は赤字でした。
たかが2万円程度の臨時出費で、単月赤字になる生活水準です。
だからいまの職場で仕事を続ける限り、
教会への10%献金は不可能です。
単純に、算数的に無理です。
生活費が足りなくなります。
だから私は今後も、特定のキリスト教会に所属することはありません。
10%献金義務を果たせる見込みがないから。
経済的にも、無教会主義キリスト教しか選択肢がない。
教会の10%献金の根拠はマラキ書ですね。
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十分の一の献げ物をすべて貯蔵庫に運び入れ
私の家に食物があるようにせよ。
これによって、私を試してみよ
――万軍の主は言われる。
必ず、私はあなたがたのために天の窓を開き
祝福を限りなく注ぐであろう。
――旧約聖書『マラキ書』 3章10節
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私が洗礼を受けた教団の教団規約では、
献金についてこう明文化されていました。
・献金は経済的祝福の基(もとい)
・献金は収入の十分の一を最低標準とする
お金持ちのブルジョワ教団なんだよね。
教会への月定献金レートは、
10%が最低標準
医療保険とwifiを解約して、
コーヒー、紅茶などの嗜好品を我慢すれば、
なんとか10%献金ができますが、
そこまでしてキリスト教会に10%献金をしたくありません。
だから教会への月定献金レートは
手取り収入の3%(約5,000円)で勘弁してほしい。
MAXでも5%ってとこですね。
献金は経済的祝福の基だとしたら、こうなります。
・収入が少ないのは献金額が少ないから
・献金額が少ないのは信仰が薄いから
・悔い改めてもっと献金すれば経済的祝福が得られる
・経済的祝福が増せば10%献金できるようになる
・献金→祝福→献金の好循環ループのうちに生きられる
そういうわけで、私が今の仕事で、今の給与水準なのは、
私の信仰が足りないからということになります。
キリスト教会はそんなこと言ってない。
それは意地悪なKAZさんの曲解だ!
と思いますか?
事実として、教団規約にそう明文化されてますよ。
私が教会を離れた2019年7月まではそうでした。
コロナが流行する半年ほど前のことです。
もしかしたら私が教会を離れた後に、献金規約が改定されてるかもしれません。
私はそこまで調べていないので、ここで教団名をあげるのは控えます。
某教団の信仰規約はともかくとして。
ほとんどのキリスト教会で、毎月の献金レートは10%だと思います。
低収入で10%献金ができないから
やむなく教会を離れたクリスチャンもいるんじゃないでしょうか。
私みたいに給与明細を平気で公開して、
お金がないから献金できねーわヾ(*´∀`)ノ
と大声で言える人は少数派だと思います。
自分の経済的事情は隠したい人のほうが多いでしょう。
経済的事情で献金ができず教会を去る信徒は、
「お金がなくて献金できない」
とはおそらく言わないでしょう。
お金以外の別の理由をつけて教会を離れるんじゃないでしょうか。
私は洗礼を受けてから1年で月定献金をやめました。
無職で無収入だったから、生活予算を削って献金してましたが、
聖会とかいう大きな集会で献金煽りをする現場に遭遇したことで、
この教団はもうダメだと確信しました。
それでも神様に感謝をお捧げしたい気持ちは消えなかったから
教会への月定献金の代わりに、
キリスト教放送局FEBCと、国境なき医師団に、
それぞれ月1000円ずつ自動引落で寄付することにしました。
どうせ少額しか献金できないなら、
お金の有用な使い方を知らないブルジョワ教会に献金するより、
実際に神様の御心にしたがって働いている団体に寄付したい。
これは今も継続しています。
話のついでに、給与の控除明細(天引き額)もご覧ください。
給与の20%が容赦なく天引きされます。
給与20万円のうち、4万円が天引き控除。
実際に受け取れるのは16万円。
控除4万円のうち、約8割の3万円超が年金と健康保険料。
これは給与支給総額の約15%にあたる。
月収の15%が高齢者のために没収される。
税金よりも保険料の高さがエグイ。
神様への月定献金としては、これで十分じゃないですか?
キリスト教会員の大多数が年金所得者でしょう?
非正規雇用者の給料から問答無用で天引きした保険料で、
間接的に高齢教会員の生計と医療費をまかなっているのに、
さらに10%献金を課すのは取りすぎじゃないですか?
若い人が教会に来ない理由はたくさんあるでしょう。
経済的理由もかなり大きなウェイトを占めていると思うのは私だけ?
・教会の月定献金制度の廃止
・献金レートの引き下げ
・収入に応じた献金レート設定
これを実施するだけでも、
無職、無収入、低所得者は教会に来やすくなるのでは?
とくに、経済的理由で泣く泣く教会を離れた信徒さんが。
少額しか献金できない負い目とみじめさがなくなれば、
また教会に戻ってくるかもしれない。
私が洗礼を受けた教会で、前任牧師の時代には、
「もっと献金できませんか」と電話がかかってくることがあったそうです。
(※現任牧師はそういうことはしていません)
家族の中で自分だけクリスチャンで、
家計を支えるためにパートで働いている母親が、
家族に遠慮しながらも教会の礼拝に集って、奉仕活動もして、
わずかばかりのお小遣いの中から献金しているのに。
「もっと献金できませんか」と教会から言われたら?
その信徒さんは、泣きながら別の女性信徒さんに相談して。
相談を受けた信徒さんは、もちろん教会の献金要求に激怒。
無理に献金しなくていいと慰めて
イエス様への信仰を第一にしようと励ましたそうです。
まったく無関係の私も、その話を聞いただけで悲しくて悔しくて涙が出たわ。
当事者はどれだけ悲しい思いをされたことだろう……
激怒してくれる信仰の友がいてくれてよかった。
神様の救いを求める貧しい人こそ、
教会の礼拝などをとおしてイエス・キリストに出会ってほしいのに、
献金ハードルが高すぎて教会に来れないのは変だと思う。
教団ごとに規約が異なります。
献金の考え方や、熱心さも異なります。
マラキ書3:10の月定献金レートの解釈もそれぞれです。
収入の10%を最低標準と言い切る強気の教団もあれば、
別の解釈で献金レートを説明する教会もあります。
月定献金制度がなくて自由献金のみの教会もあるようです。
教会の献金制度で、どれがいいか悪いかは神様がお決めになることです。
ブルジョワ層が集まるブルジョワ教会も必要だと思います。
貧乏人の気持ちがブルジョワにはわからないのと同様、
お金に余裕がある人の気持ちは貧乏人にはわからない。
どちらの立場も、神様がそうされたのだから。
それぞれの立場で神様に導かれたとおりに信仰生活をすればいいですね。
それでも言っておきたいことがある。
「月定献金レートは10%が最低標準」といいながら、
教会に人が来ないのを嘆くのはマヌケ。
教会に信徒が定着しないのを不信仰のせいにするのは世間知らず。
社会人経験がないまま神学校に行って
そのまま牧師になってしまった坊ちゃん嬢ちゃんは、
アルバイトでいいからキリスト業界の外で働く経験をしてください。
クリスチャンの肩書がまったく通用しない世間で、
お金をかせぐのがどれだけ大変なのか少しでも身をもって知ってください。
そうすれば、「信仰があれば10%献金できて当然」などという寝言は二度と言わなくなるでしょう。
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ペトロは言った。
「私には銀や金はないが、持っているものをあげよう。
ナザレの人イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」
――新約聖書『使徒言行録』 3章 6節
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あきらめていた健康を回復してくださったイエス様、ありがとうございます。
社会復帰させてくださったイエス様、ありがとうございます。
働きやすい職場に遣わしてくださったイエス様、ありがとうございます。
生活費をまかなえるだけのお給料を与えてくださるイエス様、ありがとうございます。
日ごとの糧を与えてくださる神様、ありがとうございます。
アーメン
※ 記事中の聖句引用元/日本聖書協会『聖書 聖書協会共同訳』
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