低出生体重児(= 産まれた時の体重が2500g未満の子)として産まれた子は、将来、肥満や生活習慣病になるリスクが高いこと、ご存知ですか?
日本では、今、低出生体重児として産まれる子が増えています。
先進国で、低出生体重児が増えているのは日本だけです。
その原因としては、喫煙する女性や、痩せた状態(= 栄養不足の状態)で妊娠する女性が増えているということが考えられています。
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厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、20歳代女性の約5人に1人がBMI18.5未満の「やせ」です。
体質的にやせている場合もありますが、女性全体でみると、やせの人は10人に1人程度なので、他の世代に比べ、若い世代にやせが多い。
体質でやせている人だけではなさそうです。
栄養状態の良いはずの日本での、このやせの増加は、若い女性のダイエット思考が原因だと考えられています。
そして、妊娠しても、出産前と体型をくずしたくないからと、ダイエットを続けていると、それが赤ちゃんが小さく産まれる原因になります。
お母さんのお腹の中で栄養不足にさられた赤ちゃんは、エネルギーを節約して生き抜くことが出来るように、遺伝子レベルで体質が変わって産まれてきます。
なので、産まれてきてから十分な栄養を摂れるような環境になると、肥満や生活習慣病を発症しやすくなると考えられています。
そして、この遺伝子レベルの変化は、受精時から起きているので、妊娠が分かってから、食事に気を付けても遅い可能性があるのです。
だから、正しい食生活の大切さを、妊娠するもっと前、子どもの頃から理解している必要があるということ。
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現在、低出生体重児が増えているので、その子たちが大人になる将来、生活習慣病の人が増えるのではないか、と心配されています。
なりやすい体質であっても、食生活がきちんとしていれば、病気が発症するのを予防することが出来ます。
だからこそ、今の子どもたちへの食育が必要だと、すごく思います。
そして、今の子どもたちが痩せた状態で妊娠することも防がなくてはいけない。
そのために、女の子には、極端なダイエットをすることで、自分の健康だけでなく、自分の赤ちゃんにも影響するということを教えてあげなければ、と思います。
もちろん、やむを得ない理由で、赤ちゃんが小さく産まれてしまう場合は仕方がない。
でも、喫煙や食生活は、自分自身で何とでも出来ること。
リスクを知っていればちゃんとしたのに・・・と、将来後悔してほしくないです。
乱れた食生活で、肥満や生活習慣病になったり、女の子なら不妊になったりする可能性もあり、その時につらい思いをするのは、本人です。
子どもたちが悲しむことのないように、食育、必要です。
私も、少しずつでも食育を広げていきたいです。
そのための活動のひとつとして行っているのが、キッズ食育トレーナー講座。
次回は、6月頃に、地元三重県で行う予定です。
(詳細が決まったら、ブログやメルマガでお知らせします)
子どもの食育に興味のある方、何とかしたい!と思っている方、一緒に楽しみながら考えていきましょう!
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