小学校低学年の頃、小淵沢の田舎道。
自宅に向かい、もくもくと歩く私。
道の反対側を おじいさんが歩いていた…
……と、すれ違う瞬間、おじいさんの手が自分の鼻にいったかと思うと、
ビュッ!…いや、ビシュッ!っと、何かを噴出‼
“手鼻を切る”
初めて見た瞬間だった。
子供だった私は、鼻紙もハンカチも使わず、なのに、鼻の下にも指にも 鼻汁を付ける事無く、地面に直撃させた この行為を ただ驚きの眼差しで見つめたのを覚えている。
“すげぇ~‼”
素直な感想だった。
それから、数十年経ち、そんな記憶も薄れた頃、再び、その光景に遭遇した。
またしても
‘すげぇ~‼’
この すごい人は、かのカリスマ。
先週、久しぶりに会ったカリスマだが、その時も、すれ違いざまに お切りになった!
‘おっ! すげっ!”
と言うと、
“惚れるなよ”
と、言い放ち足早に去って行った。
惚れるわけねぇだろぉーー
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