訓練を始めよう・・・ | つまづいても 犬たちとのエブリデイ

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ひとりの やや元気すぎるおばちゃん訓練士の、ドタバタな日々のブログです。

犬の訓練の事を いくつか書いてきたけど まっ いつものことだけど どこまで書いたかは・・忘れた笑うシェルティ


確か 訓練に関しては アイコンタクトを取ることの大切さ それから 正しい主従関係を作ることが大事 と そんな所までを書いたようなきがする・・・が。。。。。


そして 訓練の道具に付いては リードと首輪 これだけって話も書きましたな・・。



では いよいよ 目に見える 課目 というものに付いて書いていきましょう。


これも とっくのとんまに書いたと思いますが 家庭犬としては


マテ おいで 歩くときに引っ張らない


この3つ位ができればいいと思います。理由については以前に書いたと思うのであえて書きません。


今日は もう少し訓練を進めてみたいなぁという方向けに・・・・・専門用語で書いていきます。


脚側行進

いわゆる お散歩の時などに飼い主の歩調に合わせて犬が歩くようにし向けることです。

しっかりとアイコンタクトを取った上で 人間の膝辺りが犬の肩と並ぶ位置に犬を歩かせます。

最初から長い距離を歩こうとはしないで結構です。このとき 皆さんはどうしてもリードを短く持ち緊張させて手の力で犬を制御しようとしてしまいがちですが リードを持つ左手はリラックスさせ リードを持つ位置は ご自分が犬に合図を送りやすい位置です。

そして 犬が大好きなおもちゃ もしくは ご褒美のおやつを右手に持ち 小さい犬ならその右手を自分の左の腰のあたり 大型犬なら左の胸の辺りに保持します。

そして 『ツイテ』 もしくは 『アトエ』 英語で教えたければ 『ヒール(かかとの位置へ)』などの声をかけながら普通の歩調で前に進みます。

ほんの2、3歩でもいいので 犬がご自分に注目し引っ張らずに前に進んだら おもちゃを投げてあげたり おやつを与えて少しオーバーなくらいに褒めてあげてください。

興奮しやすいタイプの犬の場合は 気持ちを込めつつも 冷静にじっっくりと褒めてあげた方が良い場合があります。

とにかく ご自分の犬が 『なぜ褒められたのか』 を理解する褒め方をして欲しいと思います。

犬が 段々と理解をしてきたら 距離を伸ばしていきます。



座れ

犬をご自分の左に付けます。このときにも 脚側行進の時と同じ命令の言葉を使い 犬に 位置 を教えます。

左に付けたら 右手でリードを短めに持ち 左手は犬の腰骨の辺りを くすぐる感じで刺激し、『座れ』 『スィット』などの声をかけながら座るように促します。このとき右手は垂直に上に上げますが 決して力で引き上げるのではなく あくまでも右手に注目をさせながらです。右手にはご褒美を持っていて座ったらすぐに口元にご褒美を持っていき与えます。


マテ

座れができるようになったら マテ を教えます。

左に犬を座らせ 左手に持つリードで犬の真後ろに 『マテ』 と声をかけながらスナップを利かせる感じで合図を送ります。右手は犬を制する感じで犬の前に手のひらを広げて見せます。

合図を送ったら 犬と対面しますが このときに いきなり遠くに離れるのでは無く 犬の真ん前に対面して立つ形です。

そして 対面して 更に 『マテ』 と声をかけ その後 すぐに元の位置に(飼い主が)戻ります。戻ったら また犬に合図を送りながら 『マテ』 と声をかけ ご褒美などを与えて充分に褒めます。

大事なのは 飼い主さんの意識です。

犬に 『マテ』 と命じ 犬から離れ対面し犬の元に戻り 念押しの 『マテ』 をかけるまで 

”動いたら承知しないよ!!” 位の強い気持ちを持ってください。決して ”お願いだから動かないでね” というような お願いスタイル は犬に見抜かれてしまい返って犬が動いてしまう結果になります。

最後の念押しをして 褒めるときに思いっきりリラックスした気持ちで充分に褒める。このことで 緊張していた犬の神経もほぐれ 『マテ』 と指示が出たら 必ず飼い主が元に戻ってきて褒めて貰える と学習していきます。

つまり 安心感 の積み重ねで 待つということを教えていくのです。

初歩の犬は特に 失敗 をさせないように 成功 の積み重ねで教えていくことが大切ですので 犬から離れる 距離 時間 は 少しずつ 少しずつ伸ばしていきましょう。



おいで

これも大切な訓練の一つです。

最終的には どんな誘惑の中に犬が居ても 飼い主から呼ばれたら手元に戻ってくることを教えていきます。

始めは 脚側行進で犬と共に歩きながら 飼い主が後ろに下がります。

このとき 『オイデ』 『コイ』 『カム』 などの声をかけ リードをご自分の方にスナップを利かせる感じで軽く引きます。あくまでもスナップを利かせる感じです。グイッと引き寄せる感じではいけません。

短い距離でかまいませんので 犬が手元に来たらご褒美を与え 充分に褒めます。

声をかけられ 飼い主の手元に戻ったら 必ず いいことが起こる と学習させます。

この方法で 何回も積み重ねができたら 次に 犬を座らせ 『マテ』 をさせ 犬から離れて 『オイデ』 と声をかけて自分の所に来させるようにし向けますが この段階へは しっかりと犬が 『マテ』 を理解してから進みます。(早い時期にやると 犬が混乱して マテ が崩れてしまう恐れがあります)

普通のリードの長さいっぱい離れて 呼びが利くようになったら ロングリードを使って 同じように 『オイデ』 の練習をしていきます。



さぁ こんなんでいかがでしょうか!?

初歩の教え方ですが おわかりいただけましたか!?


段階を進んでいる方に関しては これはもうすでに過ぎてしまっていますので また ちょっと違う形で 犬に確実性を求めていきます。

それは 犬 それぞれ 違いがあるので 文章で表すのは難しいですね。


初歩の犬は とにかく ”成功の積み重ね” これが大切です。


競技会などへの参加を希望している飼い主さんは プロのアドバイスを受けながら ご自分の犬を伸ばしていってください。