見習訓練士の日常・・・・。精神的な事。。。 | つまづいても 犬たちとのエブリデイ

つまづいても 犬たちとのエブリデイ

ひとりの やや元気すぎるおばちゃん訓練士の、ドタバタな日々のブログです。

さてさて 本日 雨なのでもう1つ書いておきます。

(雨じゃなくても書くけど・・・・・)


見習訓練士の日常・・・・精神的な部分のお話にも少し触れましたが、

とにかく 普通の神経では居られない・・・・・というのがほんとのところかな。。。


先に書いたように 24時間 一人になれる時間などないに等しい生活です。

同じくらいの年令の若者が 何人も一つ屋根の下で暮らし 先生にも先輩にも叱られることの多い毎日の中で ストレスで 自分でも人格が壊れているのじゃないか・・・・と心配になることがありました。

些細なことで 喧嘩になり、まぁ 普通なら お互いの立場も鑑みてひどいことにはならないのでしょうが こういう状況に人は置かれると その人の心の根底にある 意地悪な気持ち なんかも 思いっきり前面に出てきてしまったりするものです。

あからさまな嫌がらせを受けることもしばしば・・・・・。

でも いつも その人の顔を見なくてはいけない生活。。。。。。。。

また そういう狭い環境・条件の中で いけないことなのでしょうが 男女の問題も出てくることもあります。

先輩の中にも お互いに惹かれ合い 訓練所を辞めて結婚された方もいました。

本当に狭い中で 普通の社会の凝縮版を目の前で見てしまったような事もありました。

毎日 犬の世話 雑用に追われながら 人間模様も見せつけられるというのは 高校を出たての年令には少し刺激が強かったかも知れません。

人に優しくすることが 少し難しく思えるようになってくることもありました。

そんな時の 救いは やはり 犬達の存在ですね。

彼らが居るから 私はここに止まることができているのだとつくづく感じた物です。


そんな生活の中 ひとり またひとり と訓練所を去っていく仲間がいました。

みんな それぞれの想いを胸に秘め 田舎に帰っていきました。

そんな私も いつしか 日々の事に疲れ 挫折を経験したのです。

その時の気持ちは 最初の頃に綴りましたので 書きませんが・・・・・・・。


今でも あのときの みぞおち辺りに ずずぅーーん と感じたイヤな重みを思い出すことがあります。


私は 先生に対しても 仲間達に対しても 誠実な態度がとれなくなっていた。。。。


ここで 犬の世界 を去ったままであれば 今の私は無かったわけです。