訓練士を目指す・・・・私の場合。。。 | つまづいても 犬たちとのエブリデイ

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ひとりの やや元気すぎるおばちゃん訓練士の、ドタバタな日々のブログです。

精神的にも体力的にも 将来を見据えることができる人間しか生き残れない世界だと書きました。

では 私の場合はどうだったのでしょう。。。


ブログを始めた当初 そういうことに触れましたので 詳しくは割愛・・・のつもり でも 私の事だから より詳しくなっている可能性大ががん


私は ”訓練士” という職業があることする知らない生活をしていました。

犬は飼っていましたが 柴犬だし 父が世話をしていたし ゴロー(飼い犬の名前)は私とは仲良しじゃなかったし・・・

そんな中 大型犬 に初めて接したのは 小学生の頃 幼なじみのかおるちゃんちでシェパードを飼ったとき。

訓練所にも入れたという記憶があります。その頃は 「ふぅ~ん。。。」ぐらいの意識でしたね。

その次は 宮崎の自宅の近所で ドーベルマンを飼ったとき。今思うと 生後5~6ヶ月の仔犬で元気いっぱいで遊ばせてもらった記憶があるくらい。

その頃の自分は 友達が飼えなくなったマルチーズを引き取り部屋で飼っていたけど こいつがまた 何のしつけもしなかったので おしっこをあちこちにしてとんでもない犬になっていました。

犬にしつけをするなんて事すら知らなかった。ゴローは自分の小屋の周りを汚さない犬だったので コイツにはほとほと参り その内 知り合いのおばちゃんが 欲しいというので サッサとあげてしまいました。

なんて無責任な・・・・・(しかし その後 この子は大切にされ おばちゃんの努力でトイレのしつけもバッチリで16歳まで生きました)


そんな私が訓練士という職業を知り 目指すことになったきっかけは 1冊の本でした。

『警察犬アルフ』という本です。詳しくは 最初の頃のブログに書いてあります。

とにかく その本を読んで ”訓練士” という職業があることを知りました。普通なら そこに登場するのは警視庁直轄警察犬なので 警察官になり 警察犬班に配属になることを目指すのでしょうが、なぜか そこには目がいかず アルフが生まれた訓練所・・・・・これだけが飛び込んできたのです。

また ご親切に 本の中にその訓練所の住所が書いてあったものだから 迷いもせず そこに連絡をしたのでした。


上に書いたように 私は 犬とか動物全般が好きではありましたが ものすごく好きか・・・と言われたらはてなマークな気持ちでした。

職業にしてしまうくらい好きなのかどうかはわかりませんでした。

では なぜ・・・・

犬を訓練し 作っていく という作業に 俄然 興味が湧いたのだと思います。

訓練された犬が いかに人の役に立つのかということにも感動を覚えました。

今でも抜けない癖の一つですが 私は本を読むと その内容にドップリと浸かり込み まるでその情景の中に自分が居るような気分になってしまいます。

アルフの活躍を まるで目の前で見たかのような錯覚に陥っていました。


ここが 単純人間の恐ろしいところですbuta


もともと ”目標” が決まると 他を省みることなく突進するタイプですから 迷いはありませんでした。

何の抵抗もなく 紹介をしていただいた女性訓練士第1号の先生の所へ行くことを決めました。

先に書いたように 徒弟制度の中 おこずかいは毎月1万円。休みは半年無し。

あたりまえに受け止めていました。

初めて親元を離れ よそのお宅に住み込むということにも 何の抵抗もありませんでした。

これはスケートの合宿などに行っていたことが影響しているのかなとも思います。他人の中に入ることはなんでもありませんでした。


そんな具合に 自分の道 を決めた私でした。