アルマの話 | つまづいても 犬たちとのエブリデイ

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ひとりの やや元気すぎるおばちゃん訓練士の、ドタバタな日々のブログです。

いつも私と関わってくれた犬の事を思い出すとき、アルマの事は一番先に心に浮かぶ・・・・・

アルマ フォン イワテタカハシ  これがアルマの登録上の名前である。薄いウルフのメスのシェパードだった。

訓練性能に優れていて、私が初めて霧が峰に出場した時の相棒がアルマだった。いつもの事だが、私は自分の担当犬にドップリ はまってしまう。アルマのことは1から10まで自分の手で世話をした。他の誰にも触って欲しくないくらいアルマにベッタリだった。アルマにも他の人を見て欲しくなかった。いろんな競技会にアルマと出場し、入賞を果たしてきた。

訓練を始めると、何時間でも集中をはずすことなく私の指示を待っていた。アルマにとって一番のご褒美は私の愛情とボールだった。たくさん褒めてボールを見せるとどんなに疲れていても着いてきた。ある日、霧が峰の為の詰めた訓練を終え 水のみ場にアルマを連れて行くと バタッ と倒れこんでしまった。こんなになるまで、欲だけで動いてしまう事にあらためて驚かされた。そんなひたむきなアルマが可愛くてしかたなかった。

霧が峰での成績はCHグループ止まりだったが、周りの先輩方からも褒めていただくことの多い犬だった。

一度、○達訓練所を出た事があるのだが、その後訓練所に戻った時アルマは先輩の担当になっていて、先輩がアルマを訓練する時 私の姿を見つけると私の方に来たがってしまい、アルマが叱られてしまった。それ以来、アルマの訓練中は姿を見せないようにした。アルマが叱られるのが可哀想だったし、他の人を見ているアルマの姿を見るのが切なかった。私の都合で一度手放したアルマを返して欲しいとは言えず悲しかった。

私も若かったので、周りの人や 自分の犬達にもたくさん迷惑をかけたと思う。今更ながら反省・・である。

アルマはオーナーの居ない子だったのだが、東京のお客様のところに行く事になった。別れは悲しかったが、又競技会があるときには訓練所に帰って来ると言う事だったので、笑顔で送った。しかし、それから暫くして アルマがオーナーさんの家から逃げたと聞き、胸が張り裂けそうだった。オーナーさんもいろいろ手を尽くして探してくださったのだが、アルマはそれっきり私達の前から姿を消した・・・今でも、アルマの最期がとても気になっている。


わんわん今日のわんこわんわん

今日は前橋のショーに行って来ました。

イタリアン・グレイハウンドのマチルダを出しました。メジャーカード あと1枚でチャンピオン完成だったので今日はどうしてもカードをゲットしたいと、オーナー共々 気合を入れての出陳でした。

あいにくの雨模様でしたが、いつでも陽気なマチルダは何時もどおり、ニコニコと歩いてくれました。

結果・・ジャジャーン! メジャーカード ゲット!! チャンピオン完成です。

マチルダママは涙ぐんで喜んでくれました。良かった 良かったニコニコ