胃がんの恐怖と心無い言葉2 | おひとりさま、がんになる

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私の経験が同じおひとりさまのお役に立てれば♪

   「で、どうしたいんですか!?」と看護師長に言われ、暫く絶句しましたが、今回はすぐに怒りが込み上げてきました。

 (6秒待って、怒りを鎮めるべきだったかも知れませんが・・・)

 

   「私が胃がんであった場合、別の病院で両方診てもらうこといなるかも知れませんね。と言われましたよね?今、その状態になろうとしていて、タイミングも悪いからどうしたら良いか分からずに相談したのですが、私が相談するのは間違っているでしょうか?」

  「うちでの手術の予約は取られてませんよね?」

  「予約が取れるなんて説明受けていませんけど!!」

 

  がんだと判明した後に、今後の検査スケジュールについては、丁寧な説明がありました。

  その際に、手術予定日を予約状況を教えてくれました。

  が、どこを希望しますか?などの、予約ができる話はなかったので、全ての検査が終わってから手術日を決めるだと思っていたのです。

  一緒に説明を受けた従妹と、「予約状況は教えてくれたけど、予約はまだできないんだね~。予約ができたら良いのに。」と言いながら帰ったことを記憶しています。

 

  「じゃあ、検査日を変えますか?」

  「じゃあ、胃がんの検査結果と、乳がんの検査日が同時だったら、対応ができないかもしれないので、変えてください。」

  「分かりました。調整してご連絡します。」

  

   病気で心身共に弱っている患者さんは、お世話になる看護師長さんに強くは言えないと思います。

   私も最初はそうでしたから。

   でも、今回、私はかなり頭に血が上っており、食ってかかるような物言いをしていたと思います。

   途中から急に丁寧な応対になりました。

 

   長時間の電話を終えても怒りは収まりません。

   1時間ぐらい経って、看護師長から電話がかかってきました。

   「これから暫くは、検査の予定が詰まっていて、かなり後になりますが、どうしますか?」

   「もう、最初のスケジュールで良いです!」

 

    結局、私は、悔しく、空しいまま電話を切りました。

 

    その時点でどの答えが正しかったのか分かりませんが、全ての結果が出て、医大に移り、二つの手術を受けた今の私が考える、「もし私がその時の看護師長だったら」

 

   それは心配ですね。

   (そのように私を心配するような言葉は全くありませんでした)

   もし胃がんだった場合には、乳がんの手術をこちらでして、胃がんを別の病院でする方法と、両方の手術を大きな病院でする方法があると思います。

   総合病院で両方の手術をするとしても、同じ検査をすることになりますし、これから予約を取ると、今よりも検査を実施する時期が遅くなるでしょう。

   それならば、検査は最後までこちらでして、それからどうされるか考えてはどうでしょう?

   検査のデータは、総合病院に移ったとしても、紹介状と一緒に引き継がれますから。