2月15日(水)に穿刺吸引細胞診の結果を従妹と一緒に聞きに行きました。
結果は、やはり「がん」。
人間ドックの先生の言い方、穿刺吸引細胞診の時の先生の話から、きっとそうだと思っていたので、比較的冷静に受け止めました。
がん宣告を受けた時の精神的ショックを考え、A病院ではかならず2人で結果を聞くようにしているそうです。
結果を聞いた後は、手術に向けて各種検査のスケジュールを組むため、看護師長と別室へ移動します。
がんと分かったら早めに手術したい、と思ったので一番早くとれるスケジュールをお願いしたら、以下のとおりに。
【私の検査スケジュール】
2月17日(金) ⇒ 針生検(マンモトーム生検)
2月23日(木) ⇒ 胸腹部CT検査及び骨シンチグラフィ検査
3月3日(金) ⇒ 乳房MRI検査
ちなみに、検査ってそれぞれが結構お高いんです!
体とお財布への負担が大きくなってきます(^_^;)
(3割負担です)
針生検(マンモトーム生検) ⇒ 約12.000円
胸腹部CT検査及び骨シンチグラフィ検査 ⇒ 約30,000円
乳房MRI検査 ⇒ 約12,000円
これからは、このスケジュールに乗っかって、そのまま手術まで進むのか・・・と漠然と考えていましたが、「何か聞きたいことはないですか?」と先生に聞かれた時、ふと、人間ドックで先生に言われた言葉を思い出しました。
長いので要約するとこんな感じ。
「乳がんの方は、すぐに私が言った3病院のどれかに行きなさい。胃の方には、前回と同じで胃潰瘍の痕みたいなものが見えるし、胃は普通湾曲しているけれど、この(胃角部)部分がまっすぐに見える(萎縮性変化がある)から、時間がある時に自分で病院を探して行きなさい。昨年、精密検査が必要だって紹介状と画像を渡したのに、行ってないでしょう。画像は、昨年と変わらないので手元にあるならその画像を持って行けば良い。昨年とあんまり変わってないから」
そこで、 「先生、実は私、人間ドックで胃も引っかかっているんですけど・・・。大したことはないような感じだったんですけど、胃の方も精密検査しておいた方がいいでしょうか?」と聞くと、「可能性は低いと思うけど、胃がんと乳がんの両方を発症する場合もあるし、そうなれば、治療も総合的に考える必要があるから胃の方も検査を受けてもらった方が良いですね。」と言われました。
大丈夫だと思うのに、胃の検査もしなくちゃいけないんだ・・・。
どこにしようか?と考えている時に、母親からB病院を進められました。
実は、2月15日(水)の午前中に穿刺吸引細胞診の結果を聞いた後、午後は仕事だったけど、時間がなく慌てていて、検査スケジュールが書かれた紙をテーブルの上に放置してしまっていたのです。
その後、まさか母親が我が家にやってくるとは・・・。
母親はそれを見て全てを察知したようです。
母親からのメールで、見られたことを知った時のショック・・・。
乳がんと言われた時よりも、私にとってはショックでした。
結局、これ以上隠すことはできないと、その週末、ランチに誘い、その場で事実を話すことに。
すると、母は、私の手を握り、泣きながら一緒に頑張ろう!と言ってくれました。
私はなんて親不孝なんだろう・・・私も泣けてきました(T_T)
それからは、全ての検査に母親が同行してくれました。
そのような経緯もあり・・・胃腸内科で有名なB病院での受検を母が勧めてきました。
母方の家系は、大腸がんが多く、母も人間ドックで数年に一度、大腸ポリープで引っかかって何度か切除しており、ちょっと前に胃腸内科のB病院で大腸がんの検査をしたばかりでした。
実は、かかりつけの病院が別にあったのだけど、大腸内視鏡検査後に出血(そもそも検査がどうだったのか?)し、入院することになったけど、後の応対が良くなかったため、今回は、名医だと言われるB病院をさがして、受検したばかりだったのです。
「B病院は、検査に重点を置いている病院で、設備も先生も良かったから絶対にB病院にしなさい。」と言われたら、ただでさえ心配をかけているのに断れません。
B病院に電話をすると、一番早く検査ができるのが2月24日(金)と言われたので、予約を入れ、当日朝ご飯を食べずに向かいました。
母親も一緒に。
鼻からの内視鏡検査は、口からよりは少し楽かな?という感じ。
モニターを見ながら受検できるのですが、普通のデキモノのように盛り上がっていないけれど、歪になっている部分があるのはすぐに分かりました。
先生は、その部分に青い液体をかけ、「組織を取ります」と数か所の組織を内視鏡で採取。
その時点で嫌な予感はしていたのですが、検査の時には、それ以上何も言われず。
検査後に、診察室に呼ばれて検査結果を聞く際に、耳を疑う言葉を聞きました。
内視鏡で撮影した写真を見せながら「このような形状になるのは、スキルスがんの可能性があります。」
一瞬、時間が止まったような気がしました。