怒っているときの脳は、散らかった部屋のようなもの | 加納亜季の毎日を笑顔にするコーチング Smiling Face

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今年も残すところ1ヶ月。
来週からは、12月に入りますね。
「師走」というくらいで慌ただしい毎日かもしれませんが、
ぜひ、時間を作って今年一年を振り返ってみてください。

その時に大切なのは、
「良かったことは何だろう?」
「嬉しかったことは……?」
「自分が成長したなあ、と思えることは?」
と、プラスの質問をすることです。

そうしないと「脳のクセ」で、
「今年も、何も良いことはなかった……」となってしまいますから。
そしてハッピーで前向きな気持ちになったところで、
来年の楽しい計画を作ってみましょう!

さて、今週の一言は「怒っているときの脳は、散らかった部屋のようなもの」です。

一時の怒りに任せて行動し、
後悔したことはありませんか?

「怒りの感情」が湧いてきたときは、
「この怒りを、どうして感じているのだろう」
と、いったん客観的になってみましょう。
すると、「あの人のあの顔つきがイヤだった」とか、
「あの言い方は許せない」というように、
本題とは違うところでイライラしていることに気がつくことが良くあります。

「全部あの人が悪い」のではありません。
「言っていることはまったく正しい。でも、あの態度はいただけない」
というように分けて考えれば、
自分自身もうまく納得できるようになります。

怒りでいっぱいになっている時、脳は散らかった状態にあります。
家の中がものすごく散らかっていると、
大事なものも足で踏んでいたりすることがありますね。
それと同じような状態なのです。

ひとつずつ片付けていけば、そんなに手間もかからず、すっきりするのです。
自分で自分にうまい質問をして、
ひとつずつ意味のある事実を整理していきましょう。

「私は何を怒っているの?」
「何に対して怒っているの?」
「どうしたかったの?」
「どうして欲しかったの?」

そうすれば、あの人のあの一言が気になっている、
というようなことが見えてきます。

「もうイヤ!」とか「絶対ムリ!」などと、
大きな塊で見ないで、ひとつひとつほぐしてゆくことにより、
漠然と感じていた自分の気持ちにも折り合いが付きますよ?

怒りや苦しみの渦に巻き込まれそうなときは、
自分の中に、冷静な第三者を作って客観的に見てみるのがオススメです。
ぜひ、試してみてくださいね。