わたしがコーチになった理由 その2 | 加納亜季の毎日を笑顔にするコーチング Smiling Face

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30,000人の女性を支えてきた加納亜季が綴る心を元気にさせてくれるコツ

それは1999年の年の暮の出来事です。

当時私は広島市内で
企画プロデュース会社をしていました。

平和公園の相生橋のたもとに20㎡の事務所がありました。
当時はまだ女性経営者が少ないこともあり、
行政、各種団体や商工会議所、慈善団体等からのお仕事を頂き、マスコミにも何度も呼んで頂き、
県内86市町村(当時)様々なお仕事で走り回っていました。

パートを含めて、スタッフは8名。
当時のわたしは経営者とは名ばかりで、営業先の開拓を始めとして、
スタッフの給料の支払いと保険料の支払い、クレーム対応と教育等々。
先が見えない不安感の中にいました。

寝ても覚めても支払いが頭から離れず、
わたしの気持ちと裏腹に不平不満ばかり言っているスタッフとの確執。
ストレスを抱え込みながら仕事をしていました。

そんなある日
地元の経済誌から新年度の表紙のインタビューを受けました。

Kさんという取材記者は
開口一番こんな質問をして来ました。

1、あなたの夢は何ですか?
2、来年どんなことをしたいですか?

わたしは夢中になって話していました。

「わたしは会社を大きくしたい!というよりも、
事業の内容を変えたいと思っています。

私に会いに来た方が帰りに元気になったよ~~って帰って下さるような
そんな時間を提供出来る存在になりたい。

それはカウンセラーではなく
コンサルタントではなく、
先生ではなく、
そんな存在になりたいのです!」

質問をされたので答えました。
答えながら、
わたしはこういう事をしたいんだ!
と自分の考えに驚いていました。

kさんは一言、言いました。

「それって、東京で最近会社が出来たコーチングというものですか?」

はじめて聞いた言葉でした。

あいまいにうなずきながら打ち合わせのテーブルの上に

コーチングと書きました。

その夜、HPで検索してコーチングを学ぶことに決めたのです。

人が喜ぶことが好きで朝から夜まで暇があれば
身の上相談をして来た私が好きなことが仕事になる。

あのインタビューがなかったら・・・。

そしてあの時の体を突き抜けたインスピレーションがなかったら
今のわたしはここにいません。