綾野剛さん&星野源さんW主演の

TBSドラマ「MIU404」が名作です✨

お2人は警察の役です。

(回し者ではありません、ただのファンです笑)

 

 

※画像はネットからお借りしました

 

 

前回のテーマは「虐待&毒親」で

犯人役の松下洸平さんは

幼少期から超理不尽な理由で父親から

暴力&暴言の虐待を受けて育ちました。

 

 

中学を卒業後

たまらず家を飛び出し

漫画喫茶を転々としながら

その日暮らしをしていたところ

 

 

中学時代の同級生が

「自分の職場で働いてみたら?」

と声をかけてくれたことがキッカケで

 

 

入社をすることができて

初めて人間らしい生活を送ることが

できるようになりました。

 

 

ただその職場のトップが

これまたとんでもないクソ野郎で

自分を職場に誘ってくれた

旧友を理不尽な理由で解雇します。

 

 

そのことについて

松下洸平さんが抗議をした時に

クソ野郎上司が彼に対して

父親と全く同じ暴力を振るいました。

(机に頭をグリグリ押し付けて暴言を吐く)

 

 

父親からの暴力&暴言に関する

心の傷が全く癒えていなかった彼は

咄嗟に過去がフラッシュバックをして

クソ上司を刺し殺してしまいます。

 

 

すぐに我に返ったけど時すでに遅し。

上司は亡くなってしまいました。

 

 

心の傷が癒えていないと

それがどういう形でぶり返すか

本当に分かりません。

 

 

殺人はふとした瞬間に起こる。

誰もが殺人者予備軍なのだ。

 

 

そこから松下洸平さん演じる

「犯人」の逃亡劇が始まります。

 

 

花屋で買い物をしていた

夫婦を脅して車に乗り込み

自分の目的地まで誘導します。

 

 

その車の隣車線にいたのが

綾野剛さん&星野源さんで

綾野剛さんが持ち前の鋭い勘で

隣の車の車内が異様なことを見抜きます。

 

 

そのタイミングで

無線に殺傷事件の犯人の特徴が流れ

2人は犯人が乗った車の尾行を始めます。

 

 

犯人はご夫婦の奥さんを

ピックで脅して車に乗っていて

ご主人に運転手をさせていました。

※ピック=たこ焼きをひっくり返すやつみたいな道具

 

 

殺傷事件の犯人が

まだ逃亡中ということもあり

道路では検問が行われていました。

 

 

ただ脅されているため

何とか逃げ切るために

運転手のご主人は犯人のことを

「自分の息子だ」と主張しました。

 

 

そこで検問はクリア。

 

 

ご夫婦は犯人に

「本当に人を殺したのか?」

と聞きました。

 

 

すると犯人は咄嗟に

「僕は殺していない」

と言いました。

 

 

するとご夫婦はともに

「じゃあ俺たちは君を信じるよ

ちゃんと目的地まで連れていってあげる」

と言いました。

 

 

そのご夫婦がそもそもなぜ

花屋で買い物をしていたかというと

15年前に一人息子を自殺で亡くしていて

今日が命日だったからだそうです。

 

 

自殺の原因は

 

 

窃盗事件が起こった時に

息子は無実だったのに

ご主人が息子を信じてやれず

頭ごなしに怒ったことでした。

 

 

それ以降

息子を信じてやれなかった

自分自身をずっと責めていました。

 

 

今目の前に、息子の命日に

生きていたら自分の息子と

同じぐらいの年代の青年がいる。

 

 

車内で会話をするうちに

そのご夫婦は犯人を

亡くなった自分の息子に

ガッツリを投影していて

 

 

「じゃあ俺たちは君を信じるよ」

 

 

と息子にかけてあげたかった言葉を

犯人にかけてあげました。

 

 

そこでご夫婦は救われたのでしょう。

 

 

サービスエリアで

トイレと食事休憩をしようとしたところ

綾野剛さん&星野源さん(警察)に

見つかってしまいます。

 

 

彼(犯人)にはきっと

何か成し遂げたいことがあると

分かっていたご夫婦は咄嗟に

犯人を逃がしてあげます。

 

 

そこから犯人は

目的地まで走って向かいました。

途中包丁を万引きして。

 

 

犯人の目的地は

生まれ育った実家でした。

 

 

そう、自分を虐待していた

父親に復讐をしに来たのです。

 

 

でもそのことも

犯人の身元を調べた時に

実家の場所はバレていて

警察の2人も分かっていました。

 

 

そこで車で先回りをして

実家で待機していました。

 

 

すると予想通り

包丁をふりかざして

犯人は叫んでいました。

 

 

それを綾野剛さんが

華麗に止めて逮捕をします。

そしてこう言いました。

 

 

「お父さんは2年前に

交通事故で亡くなっているから

もうこの家には誰もいないんだよ」

 

 

すると犯人役の松下洸平さんは

泣きながらこう言いました。

 

 

「息子が殺人者だと知らずに

2年前に死んだなんて...まだ俺は

一回も謝ってもらってないのに!!!

 

 

もう共感できすぎて

切なくてとても苦しい場面でした。

 

 

泣いている犯人に綾野剛さんは

 

 

「なんで殺人なんてしちゃうかな。

バカだなぁ。もったいないなぁ。

俺はお前のこと信じたかったのに。」

 

 

みたいなことを言ったんですよね。

 

 

そこから身柄を確保されて

輸送車へ乗り込むシーンで

ご夫婦のご主人がこう言いました。

 

 

「ごめんね。目的地まで送れなくて。

ごめんね。一緒にうどん食べれなくて。

次会えたら絶対に一緒にうどん食べよう。

(最後まで付き合えなくて)本当にごめんね。」

 

 

そこで犯人の脳内には

 

 

ごめんね。

 

 

この言葉がリフレインしました。

 

 

ごめんね、本当にごめんね。

ごめんね、ごめんね、ごめんね...。

 

 

きっとその瞬間

犯人である青年は

心底救われたんだと思います。

 

 

父親から言って欲しかった

「ごめんね」という言葉。

 

 

それを父親ではないけれど

心からの想いで言ってくれる人が

目の前に現れた。すごく救われる。

 

 

晴れやかな表情をした青年は

ご夫婦に深々と頭を下げて

大人しく輸送車に乗り込み

身柄を確保されたのでした。

 

 

 

 

結局のところ

人間関係の崩壊が起こるのも

崩壊から修復まで長引くのも

すべてこれが原因だと痛感しました。

 

 

謝らない。

 

 

「ごめんね」という言葉に

どんなエネルギーが乗っているか

ここが、これだけが大切で

 

 

いくら口先で「ごめんね」と

言ったとしても腹の中で

 

 

「フン、何で私が謝らないといけなにのよ!

まぁでも謝っとけば何とかなるだろねーニヤ

 

 

って思っていたとしたら

この腹の底の想いが伝わりますからねゲロー

 

 

いくら口先でごめんを連発してても

腹の底が真っ黒だったら

謝ったことにはならないのです。

 

 

ほとんどの人が

誤解していること、それは

 

 

誰から謝ってもらうかが

重要だと思っている点です。

 

 

誰という「人物」こそが思考です。

 

 

誰からでもいいのです。

 

 

そこにこだわりたいのは

対象人物に「情」があるから。

 

 

だから自分の心に傷を癒して

また仲良くするために

謝罪の言葉を「相手」に求める。

 

 

許したいから、許すために

謝れと「人」に主張する。

 

 

頼むから許させてくれって。

 

 

でもそれこそが他人軸です。

相手の言葉がない限り許せないのなら

それはまだ許したくないということ。

 

 

なら今はまだ許さなくていい。

腹括ってちゃんと恨めばいい。

 

 

心はいつだってとてもシンプルです。

 

 

 

 

事実、世の中には

対象人物が既に亡くなっていても

誰も恨まずに心穏やかに

生きている人がたくさんいます。

 

 

本当に大切なのは

 

 

誰に謝ってもらうかではなく

謝ってもらう時のエネルギー。

 

 

その時に放たれるであろう

「安心感・優しさ」

これらの感情を感じたいだけ。

 

 

だから

 

 

本人にぶつけるのではなく

カウンセリング現場という

絶対的に安心安全な場所でやる。

 

 

人ではなく行為が大切なので

だからぶっちゃけ

相手は誰でもいいのです。

 

 

心から謝ってくれたら

相手は誰でもいい。

 

 

心の傷はちゃんと癒えるのです。

 

 

事実、

 

 

カウンセリングでの会話や

体感ワークを通して

心からの謝罪や癒しを一度でも経験した人は

一人残らずみんな癒されていっています。

 

 

日本は法治国家です。

法律を犯したものは

必ず法律で裁かれる。

 

 

自由が奪われる。

 

 

ただでさえ幼少期

自由がないと感じて苦しんできたのに

大人になって自らの手で

自由を奪っていたら元も子もない。

 

 

だから自分と向き合う。

辛い過去と対峙する。

カッコつけずに感情を感じる。

 

 

改めて

 

 

許したくない自分を許して

気の済むまで恨ませてあげる。

 

 

そして気が済むまで

黙って待ってあげる。

(その間にちょこちょこ相手に絡まない)

 

 

これが大切だと感じました。

 

 

大丈夫、きっと許せる日が来るから。

 

 

心の傷は自分で

癒すこともえぐることもできる。

 

 

どちらでも自由に選べるとしたら

あなたはどちらを選びますか?

 

 

一緒に頑張りましょう!!ドキドキドキドキ