*あくまでも個人の感想です(笑)。


しばらく前に「大学入試に失敗する高3生のスケジュール(例)」を書いてから、自分の同級生を見ていて、高3の時に同じような成績を取っていて、同じ大学を受けた人たちで、結果は明暗が分かれたな〜ということを思い出しました。

自分の同級生で合格した人、不合格になった人を思い浮かべながら、入試直前の数か月で勝負強さを見せ合格したのは、軒並み中学受験の経験者だったことに気付きました。目標に対し余裕のある成績ではないことに浮足立つことなく、本番直前での追い込み方を分かっていた、と言いましょうか。




中学受験といっても田舎なので、事実上、地元の国立大学の教育学部附属中学校しかないのですが(笑)、中学受験組は、12歳で「ガチでやらなかったら落ちる試験」「ガチでやっても落ちる試験」を経験したことが、その後の試験での「勝負強さ」に繋がっているのかな、と思いました。大学受験が学業における「人生2回目の真剣勝負」になるのは、やっぱり有利のような気がします。


対して中学受験を経験しなかった公立中高組は、大学受験が「人生で初めて真剣勝負」になります。「高校受験があるじゃないか」と言われそうですが、公立高校の上位層にとっては、高校入試の学科試験は「通って当たり前の試験」な上、「内申点」というセーフティネットまであるので、「真剣勝負」の要素がほとんどありません。

「学業における真剣勝負」を18歳で初めてやるが故に、「ここで全力を出さなかったらどういう結果になるか」を想像できない、「なんとなく合格できるんじゃないか」というふわふわした期待を捨てられない、そんな甘さに繋がっているような気がします。



真剣に準備して本番の試験を受けた上で「合格」「不合格」という結果を受ける、中学受験はその経験をするだけでも、充分に意味があると自分は思います。




P.S.

保護者の面子やプライドの為に、転ばぬ先の杖を出すのも結構ですが、それでは得られない物もある気がします。