※あくまで個人の考えです。


ついでなので、古文の勉強法について書いておきます。


現代文と漢文についてはこちら





古文の参考書で「この一冊!」とオススメできる本が自分にはありません。しかし、こうやればできるようになるよ、という方法論は紹介できます。


1️⃣古文特有の文法を理解する(教科書)


2️⃣適当な単語帳で現代語と異なる古語の意味、用法を上っ面だけでも理解したつもりになる(笑)。


3️⃣「あさきゆめみし」大和和紀、講談社、源氏物語の漫画)で古典常識に触れる(でも、どんなに好意的に解釈しても、光源氏はマザコンでロリコンです!)。


4️⃣現代語の対訳のついた古典の原典を、現代語訳を先に読み、その後原文を読んで古文に親しむ。ロースかつのオススメは、「伊勢物語」「徒然草」です。前者は藤原一門でない貴族の「もののあはれ」に共感し、後者は現代にも通じる内容と批判精神が面白いです。ある程度いろいろ読んでいれば、大学入試で困らない程度にはなると思います。


ずんだもん先生も「本を読め」と言っていますし、その本が「古文」になるだけです(笑)!それに日本語の古典なので、「外国語」たる英語より、ずっと楽に読めますよ!!





P.S.

主要な古典は一通り目を通しておくことをオススメしておきます。枕草子の「香炉峰の雪いかならむ」のように、古典に出てくる有名なシチュエーションや、情景を詠った詩歌を知っていることを前提にした会話が求められる場合もあります。(知らないと無言のうちに「教養のない人」認定されます)

また、読者に古典の知識があることを前提として書かれた論説文は少なくないし、古典をオマージュした物語は枚挙に暇がないです。古典を知っていればこそ、より深く楽しめる現代のコンテンツがあります。

「中学高校で古典を学ぶ意味がない」と主張するのは個人の勝手ですが、それは「古典を知らないが故に被った不利益を認識すらできない残念な人間」であることの自己アピールでもあるのかな、と思います。