近畿の中学受験と高校受験の学力分布をモデル化する本シリーズ、中学受験率が30%に達する都心部だとどうなるか?というリクエストをいただいたので、エクセルに計算してもらいました(笑)。

近畿版


東京版




単純に東京版を受験率30%にしたら、中学受験する上位層の人数 > 学年全体での上位層の人数、になってしまったので、中央値は変えず標準偏差を0.85 → 0.80にして計算しました。生徒がちょっと粒揃いになった感じ(笑)。


学年全体モデル
偏差値50を中心とする標準偏差1.10の正規分布の集団

中学受験層モデル
偏差値60を中心とする標準偏差0.80の正規分布の集団、学年全体の30%がこの層に含まれる

高校受験層モデル
学年全体-中学受験層


学力分布概念図(都心部)


予想はしていましたが、このモデルだと高校受験の上位層がほとんどいなくなります。学年全体の偏差値70以上の生徒の残存率が7%、偏差値60〜70でも残存率27%くらい。なかなかえげつない計算結果となります。