感想2の補足のようなものです。

(この文章は、学校関係者でも塾関係者でもない一般人が書いた妄想です(笑)。真偽は保証いたしません)

良い試験って何だろう?というのはなかなか難しい命題ですが、入学試験として求められる要件に

・できる受験生とできない受験生が識別できる

というのがあると思います。誰でもできる問題・誰もできない問題は、入学試験としてあまり意味がありません。受験生の実力に応じて出来不出来が分かれるのが「良い問題」です。そんなわけで、受験生の学力レベルが高いと問題は難しくなり、学力レベルが低いと問題は易しくなる、というのが一般的です。

言うまでもないですが、難しい問題を解くのは、実力があっても疲れます。逆に易しい問題だと、あまり脳みそに負荷をかけずにできるし、「やっぱり自分はできる」という自信にも繋がります(笑)。

受験の併願校を考えるにあたって、早目に合格をもらって安心材料を作るというだけでなく、脳みそを休め試験を受けながら自信を回復する為にも「余裕をもって受けられる学校」を所々に挟んでおくのは必要だな、と思いました。

ちなみに「自分の学校を受けにくる受験生のレベルに合わせた難易度で作問する」のは結構大変です。時に問題の難易度設定を誤って、ほとんどの受験生ができない問題を作ってしまったりします。そうするとどうするか?サンプル抽出または全数採点してみて、正答率が低すぎる設問の配点を下げる、というのは都市伝説としてぼちぼち聞く話です。(入試で配点非公表の理由はそんなところにもあると思いますが)
子供の屁理屈で「易しい問題で落としたが、難問は解けた(からいいじゃないか)」というのがありますが、「入試で易問と難問の配点が同じだと誰が言ったの?」という感じです。多くの受験生ができる問題を落とすのは、思っている以上に致命傷になっている可能性があると思うのですよ。