以前「中学受験に勉強のやり方を最適化しない」という趣旨のことを書きましたが、これには理由があって、自分の人生で「中学入学後失速していく人」「高校入学後失速していく人」を少なからず見てきて、「何故できなくなっていくのだろうか?」というのが、自分の中学以来の考察テーマとしてあるからです。

最近は中高一貫校の「深海魚」という言葉もありますが、いわゆる「深海魚」は自分の考察の対象とは少し異なります。理由が何であれ、新しく学習することを学習しなかったら、できないのは必然だと思います。

また、大学入学後の「失速」は、まあ勉強してないのだと思います(笑)。西日本の、特にスパルタ系進学校の出身者が首都圏の難関大学に合格し独り暮らしを始めたあと、中学高校時代の反動もあって勉学を怠り、結果、「特定の高校の出身者が高い留年率を示す」というのは昔からよく聞く話です(笑)。
このブログを読んでくださっている方は、西日本在住の方も多いと思いますが、将来ご子息ご令嬢を首都圏の難関大学に進学させる計画の方は、大学進学後に「自律」できているよう、中高生のうちに意識付けされるとよいのではないか、と老婆心より申し上げておきます。

話が逸れましたが、自分が考察したいのは「中学高校で本人は勉強はしているけど徐々に成績が下降していく」現象です。国語と社会ではあまり見かけませんが、理科と数学ではしばしば見かけます。そこで、理科と数学に分けて考察してみようと思います。

理科編