#10 強さ | 波平さん

波平さん

よい子のみんなへ波平さんからのお願い・・・
 『波平さん』 を見るときは なるべく気持ちを明るくして、
出来るだけジョーシキからはなれて見てください。


[禁じられた森・チーム波平]


G4はケンタウルス達に囲まれていた
もはや逃げられそうにもない。


裏のおじいちゃん「くそぉ!」


中島くんのおじいちゃん「ううう」


波平「ハァ ハァ‥」


イササカ「磯野さん。傷は浅いですよ。まだまだこれからです。さあ立って 立ってください!」


ケンタウルスは容赦なくG4に襲いかかる。


波平「く、くそぉ! パ、パパ、パルプンテじゃ!」


-波平の攻撃-


波平はパルプンテを唱えた!


{ケンタウルスAは石になった}


{ケンタウルスBは石になった}


{ケンタウルスCは石になった}


{中島くんのおじいちゃんは石になった}


{裏のおじいちゃんは石になった


{イササカは石になった}


{波平は石になった}

波平たちは全滅した・・。



◆しばらくお待ちください










波平「うんん‥んん」


フィレンツェ「気がつきましたか?」


波平「んんん‥うん?、ここは?」


フィレンツェ「ここは禁じられた森の中ですよ」


波平「わしは何をしておるんだ。えーと、たしか」


フィレンツェ「ここでお連れの方々と石になっていました」


波平「おお、そうじゃった。みんな! みんなは!?」


フィレンツェ「皆さんご無事です」


裏のおじいちゃん「この方に助けていただきましたわい」


フィレンツェ「波平、私ですよ。お忘れですか?」


波平「ああ、えーと、えー、んー‥たしかきみは、フィレンツェ!?」


フィレンツェ「はい。お久しぶりですね」


波平「フィレンツェじゃ!おおーフィレ~ンツェ!」


昔よく森の中で遊んでいて、木に吊るされた時はいつも彼が助けてくれた。

波平とフィレンツェは抱き合う。


<フィレンツェ>

担当教科は占い学 プラチナ・ブロンドの髪に真っ青な目、黄金の馬「パロミノ」の下半身を持つケンタウルス。 ダンブルドアに頼まれホグワーツの教諭に就任するが、その事が原因でケンタウルスの群れから半殺しにされかけ、追放される。


波平「あの時とまったく変わっとらんな」


フィレンツェ「あなたは‥(ずいぶん毛が薄くなりましたね‥)お元気そうでなによりです」


イササカ「私のことも覚えているかい?」


フィレンツェ「もちろん(こっちも薄くなってる‥)、またお会いすることができてとても嬉しいですよ」


波平「きみがわしらを助けてくれたんだな」


フィレンツェ「はい」


G4の周りにはケンタウルスの石像が3体完成していた。


中島くんのおじいちゃん「まことに助かりましたわい。深く礼を言わんとのぉ」


イササカ「もしフィレンツェが偶然ここを通らなければ、私たちはずっと石になったままだった。ほんとにありがとう」


フィレンツェ「偶然ではありません。私の力をお忘れですか?この時間 この場所であなた方が石になることはわかっていました」


波平「さすがだな」


中島くんのおじいちゃん「まさか全員が石になるとは思わんかったわいヒッヒッヒッヒッヒ」

イササカ「しかしフィレンツェがいればこれほど心強いことはない。一緒に来てくれるんだろ?」


フィレンツェ「それがそういうわけにもいきません。私は今石になっている彼らも元に戻すつもりです」


波平「なんと。こやつらを助けるつもりなのか。この連中がきみに何をしたのかわしはちゃんと知っておるぞ」


フィレンツェ「ええ。たしかに私は彼らに追放された身です。しかし、彼らは今でも私の仲間です。少なくとも私はそう思っています」


波平「そうか。やっぱりきみはちっとも変わっとらんのぅ。昔のまんまの優しいフィレンツェじゃ」


フィレンツェ「さあ、もう行ってください。あまり時間が経ってしまうと、私の力で彼らを元に戻せなくなってしまう。それに彼らを元に戻せばまたあなた方を探して襲うことになるでしょう。しばらくの間は私が引き付けておきますので、出来るだけここから遠くへ離れてください!」


波平「昔からわしはお前に助けてもろうてばかりじゃ。すまん(涙)」


フィレンツェ「よしてください波平。私はいつでもあなたの味方。ただそれだけのこと」


波平「ああ。そうじゃったな」


裏のおじいちゃん「世話になりましたのぅ」


中島くんのおじいちゃん「ありがとうフィレンツェさん」


イササカ「ありがとうフィレンツェ」


波平「ではまた会おう」


フィレンツェ「もちろんです!さあ急いで! 皆さんに幸運を」


波平「おおう!それでは先を急ぎましょう!」

イササカ「おおう!」

裏のおじいちゃん「おおう!」

中島くんのおじいちゃん「おおう!」

フィレンツェの優しさに触れ

G4一致団結!!!


 -つづく-