#6 戦慄 | 波平さん

波平さん

よい子のみんなへ波平さんからのお願い・・・
 『波平さん』 を見るときは なるべく気持ちを明るくして、
出来るだけジョーシキからはなれて見てください。

 [禁じられた森]


ハーマイオニー「じゃあハグリッドは一人で先に行っちゃったんですか?」


裏のおじいちゃん「ええ。大きなワンちゃもいましたが」


ハーマイオニー「ファングね」


ロン「ハグリッドは湯飲みの場所を知ってるのかな?」


ハーマイオニー「ホグワーツの中では誰よりもこの森に詳しいのは確かだけど‥」


波平「ここから西へまっすぐ行くと洞窟(どうくつ)があってな、湯飲みはそこに隠してあるんじゃが、あの洞窟の中には仕掛けがしてあっての。へたに近づくとかなり危険じゃ」


ハーマイオニー「とにかくあたしとロンでハグリッドを追いかけましょう。あ、そうだハリーもいたのね(今、本気で忘れてた。だってハリー。一言もしゃべれないんだもん)波平さん達はもう少し休んでから洞窟へ向かってください!」


裏のおじいちゃん「めんぼくない」


中島くんのおじいちゃん「はいいぃ」


(お馴染みの展開である・・)


ハーマイオニー「行くわよロン」


ロン「ちょっと待った。明かりは?(小声)だって波平さんルーモスが使えないみたいだし、他のおじいちゃんたちも暗闇の中にいたってことは、ひょっとして全員」


ハーマイオニー「波平さん?波平さんは杖をお持ちじゃないんですか?」


波平「それがそのぅ、うっかり家に忘れてきてしもうて・・」


波平、顔が真っ赤だ。恥ずかしい。他の三人は一応ちゃんと持ってきてるのになんであんたが持ってきてないのか。


ハーマイオニー「ハリー」


ハリー「ん?」


この森に入ってからまだチ○コしか言っていないハリー


ハーマイオニー「杖をかして」


ハリー「んんんん」


まえに拾った変な形のキノコを手渡したキノコ


バシッ!パンチ!


殴られた。


ハーマイオニー「どうしてこんなのまだ持ってたわけ?早く杖を出して!」


ハーマイオニーが変な形のキノコを捨てて。グーグーの手をふりあげ威嚇(いかく)すると、ハリーは慌てて杖を手渡した。


ハーマイオニー「ルーモスキラキラ


小さな声でハリーの杖に灯りをともした。


ハーマイオニー「波平さんとりあえずこの杖を使って下さい」


波平「いいのかね?」


ハーマイオニー「どうせ今のハリーには必要ありませんから」


ハリー「んんんんん!」


◇ちなみに現在のルーモスは通常の約12倍の明るさとなっております 杖の光3×ハゲ4=12

※12ルーモスは真夏の陽射し相当する


ハーマイオニー「ロン、ハリー。行きましょう」


波平「気をつけるんじゃよ」


ハーマイオニー「はい」


ロン、ハーマイオニー、下ネタしか話せなくなったハリーの三人は、森の奥へと進んでいった。


-残された四人-


波平「みなさん大丈夫ですか?」


イササカ「私はまだまだ元気ですよ磯野さん、なんせV6で言えば私と磯野さんはカミセンですからな」


波平「まったくです(だからいったいなんなんですかそのカミセンとは)」


わからないがとにかくうなずいて見せた。


波平「いやあ、しかし昔を思い出しますなあ」


裏のおじいちゃん「みなでよくこの森で遊びましたなァ」


イササカ「そうですね。今は生徒は入ってはいけないことになっているようですが昔は自由に出入りできましたし。そうだ磯野さん あの木を覚えていますか? 」


イササカは一本の木を指差した


波平「もちろん。昔よくあの木に吊るされましたなぁ。まるで昨日のことのようです 」


イササカ「いやいや磯野さん。いつも吊るされたのはあっちの木ですよ」


昔は不思議な遊び(イジメ)がはやっていたようだ


イササカ「見てくださいほら、この木のキズ。これは私と磯野さんが背の高さを 競ったときにつけたキズですよ」


波平「おお本当だまだのこっておったとは」


イササカ「磯野さん。ちょっと並んでみますから見てください。昔と比べて今私、どうなっていますか?」


波平「(小さくなっとる・・)」


スコンッ!いて座

木に背をつけて立っていたイササカ先生の頭上に、突然矢が刺さる。


( ウィリアムテルごっこ?)

・・いや違う!


ケンタウルスの矢だ! 波平は振り向きざまに杖をかまえた。

裏のおじいちゃんも中島くんのおじいちゃんも矢が飛んできた方向に杖をかまえる。


 -つづく-