(1)やりがいのある仕事だが
私個人の意見であるが、ケアマネという仕事はやりがいを感じている。それは自分のやり方や立ち位置が正しいからだと思っている。
こんなことを言うと「はあ?」とイラつきたくもなるだろう。しかし10年以上ケアマネをしているという実績がモノを語っているとは思わないだろうか。
次々と辞めていく職員がいる職場というのは、何かやり方が間違っている。勿論、職員が入れ替わる事により、水が流れるがごとく新しい雰囲気になってという事はあるだろうが、「働きにくい職場」「長続きしない職場」というのはそれだけで魅力が無い職場であるという事を自覚した方が良い。
もっともケアマネ自身がどうしようもなくポンコツの場合もあるから職場だけのせいには出来ないが。
(2)強いられるシャドーワークや研修、集まり
さて、ケアマネというのは業務としては高齢者の生活を支えるキーマンとしての役割である。おそらくそこに異論はないだろうし、その業務の過程で疑問はありつつも、何とかこなしていくことは出来るはずだ。
しかし問題はその周辺の業務というか雑務、シャドーワークである。高齢者に何か支援が必要になると、何かにつけ「ケアマネに相談」するような話が多い。最近で言えばマイナンバーカードの取得などでも言われている。相談されれケアマネが対応しなければならない。しかし本筋で考えれば業務内容では無いから、ボランティアで行っていることになる。
ちなみに私が行ったシャドーワークは、病院付き添い、ネズミ駆除業者の手配、引っ越し業者の手配、選挙の付き添い、利用前の高齢者の見守り訪問、弁護士の紹介と付き添い、不動産の紹介など。
これらは私だから引き受けたものだが、ケアマネ全員がこれだけのものを手配できるとは限らない。
更に多くのケアマネが強いられるものとしては、以前挙げた記事からの引用であるが、ザっと上げても法定外研修、ケアマネ更新研修、主任ケアマネ更新研修、包括事例検討会、プラン点検、合同研修、管理者業務、運営指導、必要な年間計画研修の増化、地域包括会議、民生委員の集まり、地域のケアマネジャーの集まり、要援護者の情報作成等、こんなに必要なのかと思うくらい色々な買いへの参加を無報酬、もしくは実費を払って参加している。
(3)やらなくてよいもの
そこで私だが、この挙げたほとんどをやらない。
この中でやるのは更新研修、管理者業務、運営指導位で、これはやらなければならない強制的なものある。
話題になっている法定外研修他、ケアプラン点検、地域包括の研修、ケアマネの集まり(連絡会の参加)などは一切行わない。
答えは簡単。意味が無いからだ。
つまりはこうした意味のないものに時間を取られるから身体や気持ちが持たなくて辞めざるを得ないのだ。
こういう研修や集まりなど、行かなくてはいけないと思っている人が多いだろうが、私のように一切行かなくても仕事に何の影響もないのである。
ケアマネの魅力を発信に予算を使うとか言っているが、こうしたバカバカしいものを削減するという、そもそもの「ケアマネを辞めたくなる原因」を解消しなければ、その予算は無駄になると思う。