ケアマネ時々卓球、時々その他 -24ページ目

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

(1)私はストレスのないケアマネである。

介護職の離職は多いとよく聞く。中でもケアマネ不足というのは深刻のようだ。私がなぜ他人事かというと、一つには一人で居宅介護支援事業所を営み、採用予定が一切ないことが一番大きいだろう。

 

人不足の業界で、人材採用の必要が無いというのは経営上、こんなに楽なことは無い。一人で行うから、事業の規模は限られてくる。それでも必要な所に頭を使い、不要な所は悩まないというのは、これだけストレスレスなのかと思うくらいだ。

 

それでも来年度で私は辞める予定だ。それは居宅介護支援事業所の管理者要件に主任ケアマネが必須になるからだ。本来であればコロナ禍の時に必須になる予定だったが、経過措置が取られており、そのリミットが来年度末である。

 

私は主任ケアマネを取得するつもりはない。従って、私の事業所はクローズする。もっとも、管理者要件が変われば続けるかもしれないが、その可能性は小さいだろう。

 

(2)今回の補助制度の構想は

今回の補助制度の構想は以下の通り。

 

①人材確保

  1. 中山間地域・離島などでの採用活動の支援
  2. 潜在ケアマネジャーの実態把握や事業所とのマッチング、就業後の定着支援

②業務負担の軽減

  1. 事務職員の採用・研修の支援
  2. シャドウワークに関する相談窓口の設置
  3. 本来業務以外の業務について、関係団体による受け皿創設の支援

③事業所の経営改善

  1. コンサルタント派遣による加算の新規取得、処遇改善、大規模化・共同化の支援
  2. 利用者確保のための広報活動の支援
まあ、びっくりするくらい私には関係ないことだらけだし、これでケアマネ不足が解消できると思っているのかと思うと愕然とする。
 
ハッキリ言えばこういう事業を行う為に天下り団体が又できそうな雰囲気だ。
 
(3)本当に必要な事
私が思う今ケアマネに必要なことは以下の通り。
 
①研修の廃止
②ケアマネを国家資格にする
③シャドーワーク解消
④居宅介護支援事業所の合同運営
 
といったところだろうか。
ちなみに居宅介護支援事業所の管理者要件は主任ケアマネだ老がどうでも良いと思っている。必要なのは「ケアマネが働きやすい環境を作る」という事で、④であれば私のように独立したケアマネが集まって、合同事業所にするというのは一つの案だと思う。
 
特に潜在ケアマネなど、ケアマネが嫌だから辞めたり、ケアマネよりも他の仕事の方が良いから、試験に合格してもそのままにしているので、そういう人を掘り起こしてもやるわけがないではないか。
 
まあ、実態を知らない人が作るわけだからこんなものだろうと思う。結局、「こういう対策をしました」という事実が必要なのであって、改善しようという気は無い。本当に改善しようとするならば、一番に更新研修廃止が来るのが当然だと思う。
 

 

(1)やりがいのある仕事だが

私個人の意見であるが、ケアマネという仕事はやりがいを感じている。それは自分のやり方や立ち位置が正しいからだと思っている。

 

こんなことを言うと「はあ?」とイラつきたくもなるだろう。しかし10年以上ケアマネをしているという実績がモノを語っているとは思わないだろうか。

 

次々と辞めていく職員がいる職場というのは、何かやり方が間違っている。勿論、職員が入れ替わる事により、水が流れるがごとく新しい雰囲気になってという事はあるだろうが、「働きにくい職場」「長続きしない職場」というのはそれだけで魅力が無い職場であるという事を自覚した方が良い。

 

もっともケアマネ自身がどうしようもなくポンコツの場合もあるから職場だけのせいには出来ないが。

 

(2)強いられるシャドーワークや研修、集まり

さて、ケアマネというのは業務としては高齢者の生活を支えるキーマンとしての役割である。おそらくそこに異論はないだろうし、その業務の過程で疑問はありつつも、何とかこなしていくことは出来るはずだ。

 

しかし問題はその周辺の業務というか雑務、シャドーワークである。高齢者に何か支援が必要になると、何かにつけ「ケアマネに相談」するような話が多い。最近で言えばマイナンバーカードの取得などでも言われている。相談されれケアマネが対応しなければならない。しかし本筋で考えれば業務内容では無いから、ボランティアで行っていることになる。

 

ちなみに私が行ったシャドーワークは、病院付き添い、ネズミ駆除業者の手配、引っ越し業者の手配、選挙の付き添い、利用前の高齢者の見守り訪問、弁護士の紹介と付き添い、不動産の紹介など。

 

これらは私だから引き受けたものだが、ケアマネ全員がこれだけのものを手配できるとは限らない。

 

更に多くのケアマネが強いられるものとしては、以前挙げた記事からの引用であるが、ザっと上げても法定外研修、ケアマネ更新研修、主任ケアマネ更新研修、包括事例検討会、プラン点検、合同研修、管理者業務、運営指導、必要な年間計画研修の増化、地域包括会議、民生委員の集まり、地域のケアマネジャーの集まり、要援護者の情報作成等、こんなに必要なのかと思うくらい色々な買いへの参加を無報酬、もしくは実費を払って参加している。

 

(3)やらなくてよいもの

そこで私だが、この挙げたほとんどをやらない。

この中でやるのは更新研修、管理者業務、運営指導位で、これはやらなければならない強制的なものある。

 

話題になっている法定外研修他、ケアプラン点検、地域包括の研修、ケアマネの集まり(連絡会の参加)などは一切行わない。

 

答えは簡単。意味が無いからだ。

 

つまりはこうした意味のないものに時間を取られるから身体や気持ちが持たなくて辞めざるを得ないのだ。

 

こういう研修や集まりなど、行かなくてはいけないと思っている人が多いだろうが、私のように一切行かなくても仕事に何の影響もないのである。

 

ケアマネの魅力を発信に予算を使うとか言っているが、こうしたバカバカしいものを削減するという、そもそもの「ケアマネを辞めたくなる原因」を解消しなければ、その予算は無駄になると思う。

 

(1)ケアマネの仕事の魅力

ケアマネの仕事の魅力と言うのは言語化するのは簡単である。

 

高齢者の現状を把握し、これからどのように過ごしたいかという意向に沿って介護サービスを提供し、高齢者及び家族の生活を支えるという事になろうかと思う。

 

これは異論もあろうが、その人なりの価値観で良い。私はこういう価値観でケアマネの仕事をしていますというのは人それぞれ違って良い。

 

さらに、私は独立した居宅介護支援事業所でのケアマネであり経営者である。それは人生における目標であったと言っても良い。大きな会社では無いが、その事実には満足している。

 

それだけ見れば順風満帆に聞こえるだろうが、様々な課題に真正面から向き合ってきたという自負もあるのだ。

 

(2)「ここだけの話」は伝わらない

ケアマネの仕事をしていると、向き合う事が沢山ある。

 

・実際のケアマネ業務全般(利用者のかかわりを含む)

・サービス事業所のかかわり方

・地域包括とのかかわり方

・自治体とのかかわり方

・会社経営とのかかわり方

 

そうした多くのかかわり方で、プラスになる事も多いのだが、あり得ない理不尽なことも沢山ある。そして「ここだけの話」と言うのもある。

 

特に私は業界の中では特異な存在だと思う。

 

まずケアマネ連絡会には入っていない。

それと、役所からケアプランチェックの依頼というか誘いがあったが断っている。

地域包括を始め、基本的に研修はいかない。

 

おそらくそういうことを頑張っている人にとっては煩わしい、あり得ない存在だろうし、いっそいない方が良いだろう。

 

しかし、上記のモノ、身になったものがありますか?という事である。中には「あった」と答える人もいるだろうが、全くそういうものに見向きもしない私は仕事に不自由を感じた事も無い。

 

そういう観点から言うと、「ケアプランチェックは断ってよい、地域包括の研修はつまらないから行く必要も無い」なんて言うことを言語化してデータベースに乗せたら、それこそ大変なことになる。

 

(3)堂々としていればこそ

そんな私だが、肩身の狭い思いをしながら仕事をしているわけでは無い。むしろ、多くのケアマネよりはイキイキとしているだろう。

 

手前みそながら、私はケアマネとして、居宅介護支援事業所を経営するにあたり成功例だと思っている。

 

簡単に言えば堂々としていれば良いというだけだ。

 

私の事なんかは絶対にデータベースに残してはいけないだろう。それは都合が悪いことも平気で言うからだ。

 

しかし、これだけ堂々としていられるのも運が強いという事だと様々な人や環境に感謝している。