(1)ケアマネは儲からないけど安定収入は見込める
私がケアマネという仕事を選んだのは、介護の中で唯一独立起業できるものだからだというのが理由の一つ。また、もともと相談業務を目指していたので、その最たるものというのが理由の二つ目である。
それでケアマネとしては10年以上、介護の会社を起業してからは20年以上の年月が流れた。何だかんだ要因はあるが、自分でもそれなりの達成感はある。
それで儲かっているかといえば、今は来年度で閉鎖する予定なので利用者を絞っている状態なので儲かってはいない。しかし継続する意思があれば、それなりに経営は出来るだろうとは思っている。今でも私に依頼できないか、と探りを入れて来る人もいる。
(2)ケアマネの営業先
ケアマネをして、というより利用者の確保で原則にするのは「お客さんを選ばない」という事だ。
例えばケアマネが利用者を紹介してもらうメインはやはり地域包括支援センターになる。出来ればそのケアマネがいる圏域の地域包括支援センターに紹介してもらう方が移動が少なくて済む。しかしそれでは何かあった時に紹介してもらえない事も起きるから、少なくとも東京都であれば区内の地域包括支援センター全部には顔を売っておきたいものだ。
後は病院や住宅型の有料老人ホームなども営業先としてはあるし、役所であれば生活保護や障碍者なども利用者確保の手段にはなりうる。
まずはそういう所に「営業」出来ているかという事だ。
どんな仕事でも待ってばかりではお客さんは来ない。自分から動けば必ず結果は出る業界なのがケアマネだと思う。
(3)待ってばかりではだめ
この記事のコメントを見ると、利用者が沢山来るところと全く来ない所と別れるようだ。しかし先に書いたように、依頼が来るところというのはそれだけ顔を売っているという事だと思う。
誰だって知らない所よりは知っている所に依頼したいもの。利用者が来ないと嘆いている人は、自分では頑張っているつもりだろうが、誰もあなたの事を知らないという可能性もある。
まあ、この話はどの業界でも通じるところで、きちんとした仕事をするところに発議があるし、いい加減な所には任せたくないというのも当然の話だろうと思う。
いくら人手不足とはいえ、胡坐かいて待ってばかりでは誰も相手にしないという事だと思う。
