ケアマネという思い上がり人種 | ケアマネ時々卓球、時々その他

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

(1)長くケアマネをしていると

私が訪問介護をしている時、関わったケアマネで「なんでこんなにエラそうなのか」と思う人が何人もいた。また、役所で行う連絡会に行っても我が物顔であっちこっちで談笑している姿。「自分たちケアマネが制度を担っているんだ」という自覚は素晴らしいと思うが、研修会や何やらの集まりで話を聞いていても、「井の中の蛙」感は否めない。簡単に言うと独りよがりであり、内輪受けであり、そういうのが楽しい人はいいけれど、世間からはそうは見られていないという事に気づいていない。

 

さて、長くケアマネをやっていると記事のような人物が現れても不思議ではない。曰く「自分はケアマネとして信用がある」→だから利用者も増える→私を雇う価値はあるという論調なのだが、そういうのほど信用ならないものはない。

 

よく近所のおやじで「あの議員を知ってる」と言っているのと変わらない。つまり力のある人の知り合いであるという「虎の威を借る狐」という奴だ。

 

(2)私がアピールするならば

私がもし就職活動をするならどうアピールするかをいくつか挙げてみる。

①数度、運営指導を経験している。

②研修会に殆ど参加せず10年以上やって来た。

③会社経営をしていたことで、ケアマネの立ち位置を理解している。

④ケアマネを行うにあたり、周辺業務の業種と関係が良い。

⑤以前、一般企業で営業の仕事もしていた。

こんなところだろうか。

 

その中でも「①数度、運営指導を経験している。」は新しい事業所であればアピールポイントにはなるだろう。やはり事業所にとって心強いという事になるだろう。

 

また、他の点については会社におけるケアマネの立場というのを理解しているという事である。

 

ケアマネというのは地域色が強いというか、その地域の包括に気に入られれば利用者を紹介してくれるかもしれないが、それがどこで通用するかと言えばそうでもない。

 

地域包括だって、自分に都合の良い、扱いやすいケアマネの方が良い。シャドーワークを喜んでやってくれる人で、ついでに包括の仕事まで手伝ってくれる人であれば、スキルなんて関係ないのだ。早い話がどうやって地域包括に取り入るかだけなのである。

 

(3)雇う基準は

今は一人で居宅介護支援事業所を経営して、誰も雇う気はないが、もしも断り切れないで面接したら何を基準にするかと言えば、やはり運営指導に引っかからないような書類作成を含む、業務処理能力というのが基準になるだろう。

 

だから面接の際はアセスメントからケアプラン、経過記録などを名前は黒塗りにしてを持って来てもらう。

 

当たり前だがケアマネはルールの中で仕事をしている。その人が仕事に対してどのように思うかは勝手だが、少なくともルールに則った仕事をしてもらわなければならない。

 

それとやはりこの業界は人間関係が重視される。信用されているというのであれば、その根拠を示して欲しいという事だ。

 

まあ、こういう事例はケアマネを雇う時に良くある話だろう。経営側とすれば、ケアマネを雇えば利用者が増える、と思っているだろうが、それも人によるという事だ。