地域包括と居宅介護支援事業所の関係 | ケアマネ時々卓球、時々その他

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

(1)地域包括は良いばかりではない

在宅介護というのは様々な場面で弱肉強食の関係がある。

サービス事業所にとっては居宅介護支援事業所はお客さんを紹介してもらう営業先になるし、居宅介護支援事業所にとっては地域包括支援センターというのは新規を貰う営業先となる。

 

つまり地域包括支援センターというのは地域での最高峰であり、その職員にどれだけ気に入られるか、によって事業所の経営が左右されると言っても過言ではないだろう。

 

しかし地域包括支援センターの職員全てが公平中立で、ケアマネの味方になってくれるような人ばかりではない。私の肌感覚だが、今後ともお世話になりたいと思う人は半分も満たない。残りの半分は嫌々関わっている。

 

(2)自分が偉いという勘違い

なぜそんなに嫌な奴が多いのか。

一つはその最高峰であるがゆえに自分が偉いと思っている奴。

 

私の管轄エリアの地域包括支援センターの職員でどうしようもない奴がいる。以前研修でトラブルになった事があり、それ以来新規を貰えることが無くなった。私だけでは無いようで、一度嫌われたらそこの包括からは新規を貰えないというのは当たり前になっている。しかも管理者だからタチが悪い。

 

だから地域のケアマネは包括のご機嫌を取るために研修に参加する人が殆ど。そうじゃないと新規を貰えない。それは包括側すると当たり前のことで、紹介するのに「顔が見える」ケアマネにお願いしたいというのも当然だ。我々ケアマネが「自分に都合の良い」サービス事業者を選ぶのと同じように、地域包括も「自分の都合の良い」ケアマネを選ぶのだ。

 

要するに、ケアマネやサービス事業所の質なんてそんなものだ。

要は紹介する人が気に入っているかどうかというだけの話で、それを問題にしている人もいる。

 

(3)地域包括抜きでも運営できる体力を

私がそんな圏域で利用者を紹介してもらえなくても事業を運営できているのは、一番大きいのは他に収入減があるから。二つ目はなんだかんだで直接申し込みもあるからだ。

 

在宅介護というのは地域包括→居宅介護支援→サービス事業所というように上から下に顧客が流れてくる構造がある。だから自分が一番上になれば運営はしやすくなる。だから広告戦略などは必要なのだが、私の場合は一般からの紹介が多い。どこでこういう仕事をしていると話したか覚えてもいないし、名刺を誰に渡したかも覚えていないが、どこからともなく連絡が来るのだ。

 

だから私の場合は地域包括を当てにはしていない。勿論、良い関係を築けるならそれに越したことは無いし、仲が悪くなることを望むわけでは無い。

 

それに何か問題があれば、私は直接役所に相談する。たまに包括に相談して下さいと言われるが、包括がアテにならないから役所に相談したんだと言えば、大体はすんなりいく。

 

そんな感じで私は気に食わない奴とは付き合わなくてもやれている。