(1)ケアマネへの営業は多い
私は一人でケアマネをしている。併設サービスが無いので、何か必要になれば全部外部に依頼することになる。だからサービス事業所とすれば併設サービスがあるところよりは紹介してもらいやすいと思うだろう。
私も訪問介護を行っているときは同じような作戦だった。しかし実際にそれで紹介してもらったことは殆ど無いと思う。もう20年くらい前の話だから、集中減算という言葉も無かったし、あったとすれば地域包括が多かったかと思う。
今、居宅介護支援事業所を営んでいる立場とすれば、営業は毎日誰かしら来る。中には記事のように週に何回も来る人もいるが、しばらくすれば落ち着いてくるものだろうと思う。
(2)「お困りごとはありませんか?」というセールストーク
そんな中で、特に訪問看護に多いセールストークとして「お困りごとはありませんか?」という人が意外といる。
気持ちは分かる。
私も営業の仕事をしていたからだが、ユーザーは何かシカのメリットを求めている。そういう意味では困っていることを解決するためのサービスなのだから、そこにターゲットを絞れば深い話も出来るというものだ。
しかしだが、ケアマネとして困っているということは無い。もしかしたら地方ではサービス自体が無いという事での困りごとはあるかもしれないが、無いなら無いなりに何とかなるものだ。
中には「こういう風に思うんですけど」と議論を吹っ掛けてくる人もいる。
とりあえず思うのは、その熱意は無くさないで頑張って欲しいという事だ。
(3)南極に住んでいる人に氷を売る
沢山来る営業の中で、キラリと光る営業を見ることは稀である。それは介護サービスのみならず、訪問の営業も電話での営業でも言えることだ。
たまたま必要だよな、と思う時にタイムリーに来るものがあったりもするが、営業に来る側も断られるのを前提に来るから、説明の用意をしていないというのもあるあるだ。
かつては不動産や金融取引の営業電話が多くて辟易としていたが、最近はめっきり減って助かっている。用事があればこちらから探して連絡するのだから、それまで待てと思うのだが、そうもいかないのだろう。
優秀な営業マンは「南極に住んでいる人に氷を売る」という人もいるようだが、是非そんな人に会ってみたいものだ。