介護事業所が自ら語る介護の闇 | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

(1)介護の仕事を考えている人は覚悟すべし

介護系YOUTUBEも増えてきた。

大体は「自分の施設はこんな良い所ですよ~」というアピールの場にもなっているが、介護の仕事を考えている人には一つの参考になるかと思い、取り上げさせてもらった。

 

私の主観にもなるが、語ってみたい。

 

(2)第3位 やりがいがない

意外に思われるかもしれないが介護の仕事は意外に達成感みたいなものは無い。

確かに困難ケースを片づけたりすれば達成感はある。

しかしそれは一部であって、相対的に見ると「何気ない」日常の風景である。

 

でも介護の本質はそこにあると言っても良い。

以前、とある研修で言われたことがある。

「皆さんは介護の現場でドラマティックな事を求めているかもしれないが、毎日そんな事が起これば体がもたない。何気ない日常を送ることが大事なんだ」と言われた。

確かにその通りである。

 

介護を受ける人、例えば施設に入る人というのは、施設に入らなければならない理由はドラマティックかもしれない。しかし日常生活での会話ややる事はなんてことはない普通の日常である。

 

でもよく考えて欲しいのは、その何気ない日常が未来どのくらい続くのかという事。

 

その意識があるだけでも人生はドラマティックなのだ。

 

(3)第2位 激務になる

とある事業所が会話の中で、「うちのセキュリティが始まる時間を午前2時からにしてもらった。みんなその時間まで残業しているから」と自慢げに話していた人がいた。

 

冗談じゃない。誰がそんな職場に行くと思うか。

 

何をそんなに仕事があるのかと思う。

 

業務効率の悪さや、必要のない行事を色々やっているからではないか。

 

私が勤めていた施設も残業時間の多さがその人の評価につながるところだった。それが会社への忠誠心として評価されるとするならば、世間から見放されて当然であろう。

 

(4)第1位 人間関係

本当に情けない話だが、介護の職場の人間関係は悪い所が多いと聞く。

介護というのは人によって見る角度が違う。

すると自分の見方が正しい、お前に見方は正しくない、もっと勉強しろだの尾ひれ羽ひれがつく。

 

どこを見て仕事をしているんだと言いたくなるが、介護の仕事なんてそんなものだ。

 

誰しも自分が一番良い人だと思っている。

そんな職場は本当にくだらない。

 

(5)心持ちについて

最後の解説で、ヤバい奴は何処にでもいると話されていた。

確かに、介護に限らずバカな奴は何処にでもいる。しかし問題は人の世話をするという場面でヤバい奴というのはどういう奴かという事である。

 

おそらく介護の仕事をしようと思うには大なり小なり理想というものはあるだろう。そして実際に働いてみればその理想と現実のギャップを感じるだろう。

 

しかしそのギャップというのが、職員の利用者への関わりで起こる事に感じられると、それは苦しくなる。

 

中には「こんな介護をしているのか!」と唖然とすることだってあるだろう。

 

まあ、そういう事が起こりうると思って介護の世界に入ってくるなら入って来て欲しい。

 

この動画の話は結構当たり前だと思うので。