(1)キーワードから読み解く
①介護離職が与える影響
1.令和12年に318万人に達する
2.介護離職が11万人に増え、仕事と介護の両立困難により、9兆2千億円の経済損失となる。
②会社の不理解
1.介護への理解度は低く、社会全体の対応が不十分
2.中小企業では多様な働き方が導入できていない
3.介護を要する社員の状況把握が出来ず、支援が行き届かない
③政府の取り組み
「介護両立支援ハブ」を整備
(2)①②より
もし自分の親が介護が必要になった時、介護休暇を含めてどのように取り組むか。
①介護休暇を取る
②在宅勤務とする
③仕事をやめる
④誰かに任せる
こんな選択肢になろうかと思う。
今の時代では介護保険を活用しながら、休日に親の顔を見に行くというのが多いだろうと思う。
親と同居している場合なら、②在宅勤務③仕事を辞めて面倒をみるという事になるだろうか。そうすると生活はどうする?という事になる。そうなると子供が定年して年金をもらう年齢なら良いが、会社に勤めているとなると思うようにはいかないだろう。
(3)一番無責任なのは政府
厚生労働省からも何かマニュアルが出ているが、要するに会社に相談して勤務形態を変えてもらって、社会的資源を活用しなさいという事。
要は介護休暇は法律で定めるところであるし、そうした取り組みをしている所は「働きやすい会社」として採用などに有利になりますというお墨付きを与えるというもの。
要は自分たちは大したことをしないで、会社に押し付けるというものだ。
おそらく大手企業は取り組むだろう。
しかしそれがハンデとなって、会社内での立場は弱くなるという事は覚悟すべきだろう。
例え社員がそういう待遇をされて不当という事で訴えても、結果は良いものとは限らない。
そうした事まで見越しているなら、なんだかなという気がする。