個人的感情とルールの狭間で | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

(1)奨学金制度の闇は深い

奨学金返済のために風俗店で副業した女性保育士の処分についてという事だが、確かにまっとうな借金の返済のため、本業の収入では足りなくて副業せざるを得ない人に対して、この処分はどうよ?というのはその通り。

(2)奨学金を活用できないと進学できない今の時代

今は『「授業料の値上がり」「親側におしよせる、可処分所得の減少」「上がらない給料」など、学生を取り巻く環境が年々厳しくなっている昨今。今や2人に1人がなんらかの奨学金を活用している時代』(文中より)なのである。

教育の機会均等を考えれば記事の通りになる。やはり諸所の事情で進学を断念するというのはよろしくない。

 

(3)結果として人を不幸にした

今回の問題は「現存のルール」を破った場合どうなるか、という事である。確かに奨学金返済に苦しんでいる人は多い。その為に結婚できなかったり、この保育士のように就業規則で禁止されている副業をせざるをえなかったり。

個々の事情はあるだろうが、ルールを破ったことも事実である。そう考えればこのような処分をせざるを得なかったのだろう。

 

これも貧困問題の一つなのだろうと思う。

せっかくの奨学金制度が人を不幸にしている。