日本生命がニチイ学館を買収した件、介護業界では、というより私の周りでは何も反応が無かった。
以前だったら「これからどうなるんだろうね」という話題があったが、もう介護の将来に関心を持つ人もいなくなったのだろう。
記事にもあるとおりだが、これから小規模事業所の淘汰が始まると思われる。
それとこのケースは以前SOMPOがジャパンケアを買い取った事が起きるのではないかと予想する。要するに保険の営業マンのリストラ先に介護があるというものだ。
会社からすれば労働条件云々はあるだろうが、人が足りない所に人員を補充するわけで特に問題はない。条件が嫌なら自己都合で退職してもらえばよい。
実はこうしたスキームは営業マンが介護職への異動が良いか悪いかはともかく、介護の人材不足を解消する一つの手段かもしれない。
他の事業でもそういうケースはあった。某家具メーカーも福祉用具に参入したが、売り上げが上がらなかったら一気に撤退した。
大手が買収するのは時代の流れだと思うが、儲からない業界だという事で撤退する時にだれが貧乏くじを引くか、なんてことにならないように願う。