独りが好き、人と一緒にいるのが苦痛。
実は似て非なるものだと思う。
人付き合いがあっても良いけど、最終的に自分一人の時間は大事にしたいというのが「独りが好き」もう他人と話したくもない、というのが「人と一緒にいることが苦痛」という事だろうと思う。
それで老人ホームの話だが、有料老人ホームに限らず、最近はユニット型というワンフロアに個室が何室もあるというワンユニットタイプの特別養護老人ホームもある。
それでも四人部屋とかいう施設も沢山あるという事は、コストの問題だけでなく、他人が一緒にいるほうが良いというニーズだったり、他人が一緒にいても何とかうまくやっていけるという事なのだろう。病院も同じだけど。
それで彼女の意見に付け加えるならば、レクリエーション(集団活動)はどうなっているのか、個人で活動したい時はどのようにすればよいのかという事を決めておきたいところ。
例え個室でもレクリエーションの参加は声掛けされる。しかもつまらない体操やゲームを「させられる」という事も。テレビでも老人ホームのレクリエーションの光景を見て「なんだかなあ」と思っている人はいると思う。
そして個人でどこか行きたいという時。
独りでの外出が危険と判断されれば、おそらく自前でヘルパーを雇うという形になる。そうした事ができるか実践例を聞いてみるというのも必要かもしれない。
年を取ると頭の回転も鈍くなるし、変なことをしでかす人はいる。それを子供のように扱う職員もいるから、そこのところも見るポイントだとは思う。
やはりどんなに衰えても人としてのインテリジェンスは持っている。私もそういう人に可愛がられる老人になりたいし、そのインテリジェンスな部分を尊重してくれる施設を選びたいなと思う。