私は大学の時に児童養護施設で4年間ボランティアをしてきた。そういう施設でボランティアをする、という明確な目的があったからそこにいた子供たちは可愛くて、遊んでいれば楽しい。そんな貴重な時間を過ごした。
そんな子供たちでも悪い事はする。
そうした時に、周りの人にどういう目で見られるか、という事は偏見や先入観もあろうが、「親のいない子供たち」だからというレッテルを貼られてしまう。
またいつだったか東京都港区で児童相談所建築計画には地域住民から反対の声が上がった。
この地域住民の声を「貧困な発想」とか「意識が低い」と断じるのは簡単だ。でも現実は?と考えると一理あると言わざるを得ない。
福祉施設が町中に作られず、姥捨て山のごとく遠方に追いやられてしまう理由の一つでもある。
前段の婦人保護施設も児童養護施設でも、生まれてきた子供に罪はない。
そんな事を考えた。