訪問介護のサ責、どんどんハードルを上げる | ケアマネ時々卓球、時々その他

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

 

訪問介護の現状

完全な人不足で不人気職種の介護。

・有効求人倍率15倍(正規職員であれば3倍程度)

・ヘルパーの平均年齢は54歳。70歳以上は1割。

単純に考えても、憧れる仕事ではない。

こんな状況であれば、巨大資本の会社が一気に業界ごと買い取るような荒っぽい事を仕掛けることもあると思いきや、そんな気配は全くない。かつてワタミが介護事業に参入した時だって、有料老人ホームをちょっとやって、引っ掻き回しただけで業界を去って行ってしまった。(宅食はやってるけど)

 

それで以前の記事にも書いたが倒産件数は過去最多。

しかし事業者数は増えているという事は、小さな事業所が無くなって、大手が事業所を広げているという事だと思われる。

 

そうした中での今回の要望。

サ責を介護福祉士で、という事。出来るならそのほうが良い。

 

でも、そもそも集まるだろうか?

 

おそらく大手は何とか出来るだろうと思う。

 

問題は零細の事業所。

これが現実になったら、訪問介護を辞める事業所はもっと増えるだろう。

 

しかし、制度的には何の問題もない。

 

むしろちゃんとできている事業所があるんだからという理由を与えてしまう。

 

という事は、今回の要望は零細の事業所つぶしのように見えてしまうのだ。

そこには大手の癒着とかあるのかなと勘ぐってしまう。

 

まあ、潰そうとしてくるものに対して、それに頑張って抗ってでもこの仕事を続けたいんだという人は続ければ良い。そんなことをしてまでやりたくないよという人はさっさと足を洗ったほうが良い。

 

ちなみに私は後者。