「介護の仕事」という特権意識 | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

私は病院や施設での勤務経験があるが、昔話になってしまうが、そこで働いていた人が必ずしも良い人ばかりではなかった。

 

職員同士で罵倒しあう事もしばしば。

中には若い人とベテラン組との間での諍いとか。

 

それぞれの理想があって、それぞれの意見が対立してまとまり切らない事や、よくある仕事の押し付け合いとか。

 

だから大人しい人ほど色々と押し付けられたり、鈍臭い人はやり玉にあげられる。

 

介護の仕事をする人は、「こんなに大変なのに、なんでこんなに待遇が悪いんだろう」と大なり小なり思っている人は多い。

その愚痴や不満を大人しい後輩にぶつけているわけではないだろうが、「大変な仕事を悪い条件で頑張っている自分」みたいな、人としてレベルが高いというか、特権意識もあるのかもしれないと最近では思う。

 

私も訪問介護を行っている時に「私一人が頑張っていて、他の人は頑張っていない」と言うヘルパーがいた。

在宅でも同じなのだ。

 

そこでそのヘルパーに話したことは、どこを見て仕事をしているのか、という事。

 

誰もがその人なりに頑張っている。それは比較する問題ではなく、目標に向かっているかという事。

 

人それぞれ能力の差はあるし、利用者の受けの良さも個人差がある。だから一概にどちらが良いとか評価できるものではないので、人の事は言わずあなたが出来ることを行って欲しいと話した。

 

こうした「自分は悪い条件でもこんなに頑張っているのに、この人は頑張っていない。自分だけが損させられている」と言う人は多いだろうと予想する。

 

サッカーでもラグビーでも、高く上がったボールを追う時はぶつからない。周りを気にするとぶつかるものである。

目標に向かって一直線に走る姿が求められている。