老々介護→殺めてしまう | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

人を殺めてしまったことは悪い。これは絶対。

何があっても人を殺してはいけない。

 

だから法的に考えれば、この裁判官はこの判決を出さざるを得なかったのだろうと思われる。

 

判決は過剰論ではなく、粛々と下されるものだ。

 

ただ、このケース、この判決だけで語れない。

コメントにもあるように、長男が施設入所の手続きを行い、本人も納得していたが、長男が費用を負担することに夫が気を病み、それが原因にもなっているともいう。

さらにこの夫は妻を40年に渡り介護をしてきた。思い詰めるほどに責任感が強かった。

 

私を含め、ケアマネや地域包括など相談できる窓口はそれなりにある。それでも介護の何を相談してよいのか見当もつかないというのが本音だろうとも思う。

 

我々ケアマネは「身近な専門家」という役割を持っている。

実際に仕事とかではなくても、例えば友達でも知り合いでも、ちょっとしたことでアドバイスできるわけで。

 

まだまだ介護というのも浸透しているようで浸透していないという現実なのだろう。

 

本人も妻も子供も世間にも哀れな判決。