昔から人材紹介のシステムはあったし、他で言えば看護師のお礼奉公みたいなやつ。
以前勤めていた病院では、午後に看護学校に通わせる代わりに3年間はその病院で働くお礼奉公が暗黙の了解になっていた。
人材紹介のお祝い金システムだって、ある程度の期間勤めたら、違うところに転職して又もらえるというものだと思う。
なら、半年勤めれば良い、という事にならないだろうか。
自治体からは「魅力ある事業所」への取り組みとか何とかで第三者評価やコンサルの派遣、代替職員の派遣などの事業に取り組んでいる所もある。
しかし、例えば大手のように新卒で入社して、定年まで勤めあげるといったことがこの業界にはない。
それは企業の魅力が無いとか、業界の魅力が無いとかもあるし。
つまりは魅力が無いってことになってしまう。
それなら辞めてもらって構わないという姿勢だ。
なんだかんだ文句言ったって、勤め上げる人がいなくたって、業界は何とかギリギリ保てるという考えなのだろう。
ネガティブな話だと思う。
本当ならば、介護の業界ってこんなに良い仕事なんだよと言って、求職者も多くいて、介護職員になるのに競争が起きるくらいにならなければいけないのに。
でも、儲かる仕事っていうのは誰もが飛びつくもの。
介護保険が始まった頃、そうした邪な考えで風俗から福祉業界に参入しようとしていた人がいたという事も聞いたことがある。
なので、魅力ある=儲かると定義づけるとすれば、変な邪な奴が来ない代わりに、儲からない=魅力のない業界という位置づけがされてしまったということ。
これは痛しかゆしだけど、今お付き合いのある業者は皆そんな中で頑張っている。それだけは間違いない。
