訪問看護っていうとケアマネの間でよく悪口を言われるサービスの一つではある。
研修でも医療職と介護職の視点の違いや理解を深めるための講義はあるが、私も訪問看護と揉めたことは何度もある。
それで今ほど多くなかったし、以前は医療との連携とは言われてはいたものの、さほど訪問看護を入れるケースも少なかった。それで悪口として言われるのは、とにかく偉そう、自分の意見を押し付け、利用者が傷つくようなことを平気で言うとか。
それは介護職から見ればそうかもしれないが、医療職から見れば一刻を争う場面で雑談なんかしていられない、という視点の違いから来ていると言う。確かに訪問看護と話していると、本当に要点のみとか、雑談をすることはほとんどない。
最近は訪問看護ステーションの数も増え、コミュニケーションを取りやすいというか付き合いやすい所も増えてきたので、訪問看護の良さや必要性が分かるようになってきた。
しかし、訪問看護のリハビリテーションは中々導入には至らない。
訪問看護の多くはリハビリ職がいるところも多い。理学療法士や作業療法士がほとんどで、言語聴覚士がいるところはあまり多くは無いが。
それはリハビリによって訪問看護ステーションの経営を成り立たせようという事だろうから、話し合いの場面でも「リハビリはどうですか?」とごり押しするやつもいるが、私個人のプランとしては自宅でのリハビリを導入する機会は多いとは言えない。
どうせ運動するならデイサービスに行った方が他者交流にもなるし、機械はあるし。家族もデイサービスに行っている間は休めるし。
そうした考えを持つケアマネはいるだろうから、訪問看護が思っているほど在宅でのリハビリは数は伸びないのだろうと思う。
実際、訪問看護の営業に来るのはリハビリ職が多い。
でも記事のように、介護報酬が云々という話はどうかなと思う。
やはり、デイサービスに行きたくないという人もいるから、在宅でのリハビリは必要とする人はいる。
やはり、顧客満足度とか、評価が難しい業界はアピールも難しい。おそらくふわっとした国民理解なんだろうと思う。
だとしたらむずかしいね。
