印鑑はいらなくても責任は必要 | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

以前からも認知症など意思表示が難しい人と契約するとか、ケアプランにサインをもらうとかは、本人がサインしなくとも経過記録に記載する事で大丈夫とされてきた。

しかし、これはあくまでも特例であり、一般化しなかったのは、署名+捺印のプロセスがはやはり契約行為には必要という事なんだろうと思う。

 

かつてはサービス利用票に印鑑を貰っていた。

モニタリングを実施し、次月の利用票を提示・同意を得る必要があった。その印鑑をもらうためにケアマネは走り回る。これをスタンプラリーと揶揄された。

 

では、印鑑があるから必ず毎月言っているかといえばそうではない人もいるという。印鑑なんて100円で買えるものだし、100%信用できるものでもない。

 

しかし、それでも署名・捺印が必要なのは責任の所在の問題だからだ。

 

介護保険が始まったころ、ケアマネが知らない所で住宅改修が多く申請されたことがあったらしい。必要のない所に手すりを付けたり、昇降機をつけたりと。

 

知らない所で事が動かないよう、セキュリティには気を付けなければならない。印鑑はなくとも責任はある。