人間、年を取ると昔の苦労話をしたくなる。
しかし聞く方にしてみたらこんなつまらないことは無い。
聞いていてつまらないもの
苦労自慢
貧乏自慢
不健康自慢
この3つは自分は大変だというアピールのためにしていると思うが、他人から聞いたら退屈以外何物でもない。
昔、「24時間働けますか」なんてCMがあった。
仕事の場でも、「今日は〇時間しか寝てないんですよ~」とか「昨日も終電だったんですよ~」とか
前の会社でも何時間サービス残業するのが働いていることの証拠だったりしたものだ。
他人から見れば「そんなんできちんと仕事できるんですか?」と不審がられるのも分からずにだ。
苦労というのは見る人から見ればわかるもの。取り立ててアピールするようなものではない。
そんな事で理解されただのされないだのという議論は不毛。
人は生きてる分、苦労はしている。
金持ちには金持ちの、貧乏には貧乏の苦労がそこにある。
頭が良い人は頭が良い人なりの、バカにはバカなりの苦労がある。
おそらく他人を見れば自分にないものは一つや二つはある。自分に持っていないものを持っていれば羨ましくも思う。
でも他人が自分を見れば同じことを考えている。
そんなこんなで人間関係は成り立っている。
だからお互いが認め合うことが大事で、「お前の苦労なんか俺の苦労に比べれば大したことは無い」なんて言ったら話にならない。
介護の仕事をしていて、高齢者から苦労自慢を聞くことはあるが、決して「おじいちゃん、おばあちゃんの知恵袋」ではない事を言っておく。