介護保険が始まった時、訪問介護、通所介護、ショーステイは在宅三本柱と言われていた。
この中でも容易に始められたのが訪問介護。通所介護は最初は数が伸びなかったが、半日型のデイサービスが出来てから急に伸びだした印象がある。
その中でも、ショートステイというのは運営が難しいのか、あまり需要が無いのか、伸びは無いように思う。というより思ったより利用希望が少ない。個人的な印象だが。
それに、既存のショートステイは予約が取りにくかった。
何といっても2か月前の初日に予約の電話をする。まさしくコンサートのチケットを取るようなものだ。
という事は、定期的に利用する人は多かったという事。
しかし、ショートステイは急に利用したいという事も多いもの。
その時は電話をかけまくるのだが、上手くいく時もあればいかない時もある。
中には、デイサービスを利用している人のみ受けるとか、気まぐれな場合もある。
それに受け入れる方も大変だ。
まず、受け入れの準備。
迎えの車を出し、施設に着いたら荷物確認。
計画書に署名してもらって1泊とか2泊。
それで送り。→後片付け。
施設の方としてもあまりやりたくはなかっただろうと思う。
そんな時にお泊りデイサービスというものが出来た。
しかし、これは評判が悪かった。
男女が仕切りもなく雑魚寝とか。
食事がインスタントとか。
夜勤・宿直体制が不十分で、緊急時の対応が難しいとか。
という事で、ショートステイというのはいざという時に必要だけれども、中々上手くいかないものという認識がある。
当区には緊急ショートというのが2床あるが、これも空いてなければ使えないというもの。
と、ケアマネの苦労話みたいになってしまたが、最近はあまり利用が無いので昔よりかは改善されているのかもしれない。