介護の研修というのは大体において面白くなく、それなりの数の人が居眠りをしている。
そんな中だが、先日行われた研修、「高齢者の心の病気」が行われた。
講義の内容はレジュメをずらずら読むだけのものだったが、神経性の障害や精神疾患、自殺だったりがテーマになると、我々世代でも他人ごとではない。
身体的な不調から精神的なもの、ストレス耐性
様々な要因があるが、人間関係が薄くなっていく状況において人に頼り頼られるという、当たり前の事が当たり前でなくなってくる。
逆に言えば、追い込まれれば追い込まれるほど依存先が少なくなってくるもので、講義の後の質疑で「アルコール依存症」の話題が出たが、それもその一つだという事らしい。
個人的な話をすれば、今、心は落ち着いている。
日々、あくせく生きているという事もなく、余裕を持っている。
痩せるにはどうしたら良いか、とかそんな程度の悩みしかない。
生きる死ぬという話題をすれば、もう十分生きたという気持ちも強く持っている。
勿論、自殺しようとは思わない。
ただ、これは今なお仕事をしている今だからこその心境であり、それを失った時の喪失感の中では、そのように落ち着いていていられるかは分からない。
まあ、私自身、人付き合いは得意な方ではないので、一人でゆっくりする時間が好きであるが、表題の「自立とは依存先を増やす事 希望は絶望を分かち合う事」は生きるうえで使えるパワーワードの王に思う。