実は野球はヤクルトファンである。
小学生のころまで巨人ファンであったが、E選手の「空白の一日事件」があって、子供ながらに力があれば何をしてもいいのかと反発した。そこでどうせ応援するなら弱い所という事でヤクルトファンになった。
当時はほぼ最下位が定位置で、甲子園の優勝校と入れ替え戦をやるとかバカにされる球団だった。
それが関根監督の時に4位になって。
その時の選手は広澤とか池山とか、あと一茂。
その後野村監督になり、ID野球と言われたデータ重視になり第一次黄金期を迎える。
その頃はプロ野球でもフリーエージェント制が出来、他の球団が有名選手を獲得する中、ヤクルトは戦力外になった選手を獲得し、その選手が活躍するという痛快な一幕もあった。
つまり、野球の実力だけでなく、人の使い方など一般会社にも通じる教育論まで論じられるという具合だった。
上司が使いたくなる部下の資質とは?
今、会社を経営していて、そうした場面になった時にこの視点は参考になった。
さて、時代は流れてヤクルトは低迷期を迎える。
一時セリーグ優勝をした時もあったが、日本シリーズでは惨敗。
また、低迷する。
そして高津監督が就任し、2年目で優勝、3年目で連覇となる。
野球に限らず組織はトップがやる気になればよいというものではなく、現場の力、裏方のバックアップなど総合的な力が求められる。
そこで指揮官はどうあるべきか。
選手の実力というのは超一流でない限り、必ずほころびがある。そのほころびを補い合って、全体として結果を出すという方程式が必要。
どうも私は短期的に答えを求めすぎる傾向があったので、リーダーとしても適していないと思う。
そんないろいろなことを考えさせられるヤクルトスワローズ。