120%でいつまで走れるか? | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

私も経験がある。

 

私の家はかつて商売を営んでおりその事務所を使っていなかったため、そこで仕事をしていた。

事務所で仕事をしていると母屋の方から母親に呼ばれる。

大したことは無いが、そこそこ頻繁に呼ばれるのだ。

 

週3回デイサービスに行かせた。

一回見学にいたが、トイレ介助をしてるとやはり呼ばれる。

 

いつだったか「もうすぐ死ぬんだから最後ぐらいわがまま言わせてよ」と母親に言われたことがある。

 

母親にしても頼るべきは息子、という事なのだろう。

 

しかし、働いている側から見れば仕事中に呼ばれるのは困る。

親もお客さんもどちらも待たせるわけにはいかない。

 

それにうちの姉はどうしようもない奴で、人の都合なんかかえりみることをしない。自分の都合でひとに用事を押し付けてくることを何とも思わない。

 

結局、なんだかんだは母親が亡くなるまで続いた。

 

介護というのは今の生活にプラス20%くらいの負荷がかかるものだ。

ただでさえ100%の力で走っているものを、120%で走り続けろというようなもの。

 

もつわけがない。

 

また、うちの姉のように押し付けてくるやつもいる。

 

なのでギブアップは当たり前。

 

核家族、夫婦共稼ぎなどの現在の過程状況においては介護サービスを活用する事は魔以外ではない。

親にしてみれば子供に面倒をみさせる、というのが当たり前に思っているかもしれないが、子供には子供の事情がある。

 

なので、私がプランを組む時はあくまで家族の介護力というのは別物として位置付けるようにしている。

あてにするという時は、その家族が自分からできますと意思表示した時くらい。それでもその家族に「?」がつくことすらある。

 

記事には共依存の関係であり、距離を取るようとの助言がある。

はやり人間にはできることの限界がある。あくまでも高齢者の支援であるという事、介護する側が倒れないようにする視点が必要だと思う。