介護職が不足、といっても施設と在宅ではちょっと意味合いが違う。
施設での人員不足はそれこそひとフロア閉鎖に追い込まれたり、入所できる人員を下回る結果となり、在宅で生活できない人の受け皿がなくなってしまう。
しかし、在宅での人不足は例えば登録ヘルパーなどは「仕事があるときだけ働く」スタイルなので、要はお抱え介護職員となる。
事業所としては固定費の支出が無いので、私のような貧乏人でも経営する事が出来る。
しかし、これが介護職の不人気の一因となっていると思う。
仕事をしたい!と意気込んで資格を取って、事業所に登録しても仕事がない。
あっても時間が中途半端。
訪問介護は集約型労働であり、そうした働き方があっている人もいると思うが、そんな時間の使い方の上手い人はそうはいない。
結局、介護はダメだよね、稼げないよねという判断になってしまうのである。
ただし、登録ヘルパー希望者も変な人はたくさんいた。
我が社の例で言えば、雨の日は仕事をさぼるやつがいた。
自分で履歴書を出しておいて、そのことすら忘れてるやつもいた。
なので、痛しかゆしの所はある。
今は募集を行っていないから、ものすごく気が楽である。
介護の採用業務はそれほど大変なのである。