ALS(筋萎縮性側索硬化症)、徐々に筋肉が動かなくなり、やがて死に至る病気。この病気になった時、人はどう思うのだろうか。
もし自分であれば残された人生をどのように過ごすか、という事を考えるのだろうが、背負っているものが沢山ある人は心配でたまらないはず。
それに徐々に動かなくなる身体。死への恐怖。苦しみ、痛み。そのようなものに日々おびえなければならない。それこそ人生の最後が目前に来ている。
だからこそ、その時に出会うヘルパーは人生で出会う最後の人になるかもしれない。人生の最後の場面で「最後にあなたに会えてよかった」と言える人にケアをしてもらいたいと思うと予想する。
排泄介助はする方もされる方も嫌だし、辛い事である。
彼の言うとおり患者の状態観察やらデータという面はあろうが、やはり一番触れて欲しくないところ、デリケートなところ。
介護という仕事はそうした人間のデリケートな部分に触れるわけで、絶対に土足で踏み込んではならないと思うのです。
とはいえ、人不足な状態は続いているので、そうしたデリカシーのない人も雇わなければならない。
なんか、人生の最後くらい何も考えずに穏やかに暮らしたいものだけど、お互い気を使わなければならないような感じなのでしょうか。