誰がために鐘は鳴る | ケアマネ時々卓球、時々その他

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

今日、家族と面会。

 

利用者:76歳女性。

病気:統合失調症 心肥大 脳腫瘍

家族:夫(キーパーソン)

経過:5月に自宅浴室で転倒。救急搬送するも、保存治療。リハビリ病院に転院。そこでの依頼となる。

要介護4。動作殆どなく、ほぼ全介助の状態。

特に排泄。バルーンカテーテル留置。摘便。

7月頭に施設か在宅かの選択を相談員よりされる。結局そこでは結論が出ず、7月終わりに私のつてで老健入所(8/6)。現在(8/12)に至る。

 

今日の話し合いの前。家族から「家でおむつ交換(摘便)して欲しくない。無理を承知でやってくれるデイサービスを探して欲しい」という無茶振り。

当然、そんなところはない。

 

要は金をかけたくないという事。

 

それでも毎日、おむつ交換などでヘルパー、訪問看護は必要。デイサービスも週2回は必要。

後、食事介助もかな。

そんなこんなでお金はかかる。

 

それなら施設のほうが良いと同席してくれた夫の友人がコンコンと話す。

 

結果、ショートステイからの施設入所を金額ベースで考えることとする。

 

私の考えだが、在宅で介護を行うのであれば、ある程度の家族の介護力は必要である。

 

それでも家族の協力が得られなければ在宅は難しい。

 

気持ちを理解しつつも現実問題である。

 

ましてやこの家族は匂いがダメ

 

自分の家で摘便して欲しくない→やってくれるデイサービスをケアマネなら探せるだろう→やっぱりない→匂いは覚悟する

んど、考えがころころ変わる。

そのツボはお金だ。

 

「この料金で行けますよ」と話せばニンマリを隠せない。

 

であれば施設入所一択!である。このケースの場合はね。

 

介護保険が始まって18年くらい経つのかな。

介護という言葉が良くも悪くも浸透してきている。

 

どこで介護を受けるのが良いかという事は結局のところよく分からない。

 

でも、無理はしない事。それが一番。