「特別養護老人ホーム(特養)などの介護施設・事業所から報告された死亡事故について、政令市や県庁所在地など全国106自治体の約6割が、件数や原因を公表していないことが読売新聞のアンケート調査で分かった。2021年度に106自治体だけで計1159人が事故で死亡していた。」(記事より)
記事のようなことは情報公開の観点から考えても、施設利用希望者が知りたいところではあるとは思う。
うちのおじいちゃん、おばあちゃんを預けて大丈夫だろうかと。
介護はサービス公表と言って、施設の紹介みたいなやつがある。でも、それをもって施設を決められるほど余裕はないのが実態。それにサービス公表は自分たちで記入するので、都合の悪い事は書かないから分かりようもない。
何とか入った施設で、「実はここの施設はこんな事故があったのよ」なんて後で知ることもあると思う。
何か問題があった場合、話し合いでうまく納得できればいいけど
しこりが残る場合も多いだろうな。
施設だって事故が起きてしまう事は本意ではない。
要はリスク管理という事になろうが
介護というのは信用で成り立つ要素が強い。
介護というのは自分で出来ないことを人に任せるわけで。
若しくは自分がやりたくない事であったり。
だから、この人に任せられる、安心だという信用が大事だと思う。
この信用した人が全力で取り組んだ結果、不可抗力の事故ならしょうがないと思ってもらえるように信用を構築する事だ。
ふと思ったが、実地指導でも減点する話ばっかりで
困難事例をどのように取り組んだかという施設の能力をアピールする場面はほとんどない。
なんか、介護って良いものだよという記事を目にすることがないのが残念に思う。