「高齢者の支援」は、例えば足腰が弱まった人、要支援者らへの家事援助や移動支援などを指す。
国はこうしたサービスを、多くのボランティアなどの参画による"地域力"で展開していく構想を掲げているが、対策のテコ入れが必要な状況だ。(記事より抜粋)
総合事業が始まった時、そんなことを言われていた。
そしてボランティアでは限界点が低いから、ケアマネのマネージメント力が問われるなんてことも言われた。
そもそもボランティアとは自主的な活動であり、強制されたり責任を負わせるものではない。
記事でいう要支援者への家事援助は自立支援の一環であり、何をどのようにしたいかの意思決定、過程の補助など、要支援者の意思をどのくらい尊重し、安全に進めるかはアセスメントやモニタリングを必要とし、それこそ専門職の仕事だ。
それに移動支援はまさに身体介護だ。
そのような過程や意思表示などのコミュニケーションが高齢者自身の役割を明確にし、可能性を引き出し、自立支援を促進し、在宅生活を維持することにつながるという事ではないかと思う。
介護は行為の代名詞ではない。このような支援も介護業務の一環だと認識している。
高齢者の支援、つまりボランティアを安い労働力と位置付けるのであれば、そもそも失礼な話だ。
