ちょっと分かりにくいですが、飲み会のチラシ。
わたしたち「すみだ介護の仲間」を始めて、もう4年になります。
最初は介護の現場で働く男性で集まろうじゃないか、というちょっとした考えの元5人で始めました。
それが回を追うごとに10人になり、20人になり、今や女性を加えたら50人規模の所帯になりました。
介護の会社というのはほとんどが小さい会社で、仕事を終わった後にちょっと一杯とは中々なりません。ですから仕事の事、職場の事、お互いを励まして頑張って行こう、という場面が中々ないのです。
加えて介護の仕事というのは、いわゆる「ニーズとディマンドの違い」というか、理想と現実の乖離が激しく、法と利用者との板挟みにあってしまうなど、心が折れてしまう人が多いことも特徴です。
ですから、「自分の会社だけ良ければいい」という発想ではこのマイナススパイラルからは脱出できません。
今回来てくれたMさん。
ホームヘルパーの方です。
年は50歳くらいでしょうか。研修や集まりでよく見かけるのですが、ほとんど発言もなく大人しい人。その事業所の管理者もずーっと年下の人が務めております、いわば窓際族のような方なのでしょう。
多分、この方は子供のころから明るい人生は送ってこなかったでしょう。
ホームヘルプの仕事でも、彼に回ってくるのは病院の送迎など、悪く言えばマニュアルさえあれば誰でもできる仕事。
病院の送迎というのは、介護保険では行きと帰り、送迎しか算定する事が出来ません。
病院の待ち時間は介護保険では算定できないので(出来るケースもありますが)、ヘルパーは待機という形になります。
つまり、いつ診察が終わって帰るか分からない。
何度も何度も様子を見に来る彼の姿をあちこちの病院でよく見たものです。
でもこういう方こそ来てほしいのです。
こういう方が「来てよかった」と思ってもらえるような会にしていきたいのです。
「私たちは常に弱い者の立場で物事を考える」
「One for all All for one」
これがこの会の原則です。
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