おはようございます。
今日の東京は晴れですが、18時以降の降水確率が70%です。気温は最高22℃最低15℃の予想です。
さて、今日は午後より「認定調査員信任研修」に行ってきます。
認定調査とは、高齢者が介護保険の認定を受ける、もしくは更新する際に受ける調査のことで、区からケアマネに委託されて行います。
内容としては身体状況や認知機能、社会生活への適応などの項目を調査し、審査に回します。
今まで訪問介護の立場でこの調査を見ていましたが、担当するケアマネによって善し悪しがあるのも事実でした。まぁ、その理由は後で。
そこで、とある新聞からの抜粋。
「ケアマネ指導 保険者主体で」
「・厚労省あり方検「質向上」で方向性まとめ
厚生労働省の「介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と今後のあり方に関する検討会」は10日、これまでの5回にわたる議論を踏まえ「今後の方向性」(案)をまとめた。保険者、地域包括支援センターが主催する「地域ケア会議」を通じ、地域のケアマネジャーを指導していくなど「保険者機能の強化」に重点が置かれている。委員からは「ケアマネ個人の資質の向上につながるのか」「保険者の教育も必要」など懸念の声もあがった。(以下略) 」
う~む・・・
まず単純な話、指導・教育で何が良くなるのだろうか?
そもそも、どんな指導・教育をするのだろうか?
教育ってバカにできないものですよ。
場合によってはみんなが同じ方向を向いちゃう。
そりゃ、基本的には同じ方向に向くのはいいけど、多種多様な考え方で多様化するニーズに対応するっていうのが介護保険の根本にあったんじゃなかったっけ?と思うのです。
下手に知識を持つと、つまらない色眼鏡で人を見ちゃう人もいると思うのです。(「あの人はこういう人だから・・・」と決めつけるヘルパーがいましたけど)
逆に中途半端な講習をすれば「時間のムダ」とひんしゅくをかってしまう。しかも、必ず受けなければいけない講習がつまらないと、怒り心頭でしょうね。ウチのケアマネもブチ切れておりましたが。
つまり、この国の福祉はどこに向かっているのか、何を目指しているのかという方向性をもっと理解する必要があるのではないかと思うのです。
それと連携・待遇問題。
保険者によっては「あなたたちケアマネは行政の手先なんだから」とあけすけに言うところもあるようです。これじゃあ、連携なんて取りたくもない。
それに前述の認定調査。
細かくキチンと調べても、いい加減に調べても報酬は変わりません。しかも大したことのない金額で。
それであれば手を抜くヤツも出てるでしょうね。勿論、問題だし認めるわけにはいきませんけど。
平たく言えば相互の信頼関係が成り立たないと、絵に描いた餅で終わってしまう恐れがあると思うのです。
さて、その信頼関係をどう作っていくか。
考えることはいっぱいありそうです。