おはようございます。今日の東京は台風終わりの強風にさらされています。
さて、昨日の「とあるアンケートより」の続きを。
今回のアンケートで浮き彫りになったことは、一に利用者、二に事業者、労働者に影響がガッツリ出たという事。
特に利用者一人一人の生活の視点を無視し、単なる行為としてのみの評価であり、介護が自立支援であることを真っ向から否定した改定であること。
そもそも、だが介護保険の成り立ちは「介護の社会化」という視点から始まっている。
核家族化が進み、施設は足りない。あっても地方に多く、いわゆる「姥捨て山」状態。そうした状況を地域で高齢者の面倒を見ましょう、という事で始まった高齢者施策である。
ところが、財政論に負け続け、給付制限が進み、制度設計者は何の責任も取らない。
行政は実地指導と称した処分狙いの時間つぶしをして粗探し。
政治家は、耳触りのいいことばかり言って何もしない。せいぜいしても話を聞くだけ。
だから今回のアンケートで出た結果は、行政も政治も全く影響を受けていない。
影響が出た=損が出たのは、利用者・介護事業者・介護従事者なのだ。
このままでいくと、介護を支える側から崩壊していく。
でも、ここで怒っても状況は何も変わらない。
地道にこの状況を訴え続けていくしかないのだ。
ぜひ、皆さんも声を上げて欲しい。
どんな小さなブログでも、知り合いでもいい。
声を上げないことには始まらない。