昨日でオリンピックが閉幕した。
まずは選手に敬意を表したい。
誰でも出られる大会ではない。
この場に立つためにどれだけの犠牲をしてきただろう。
また、どれだけ犠牲を強いられてもこの場に立てなかった人もたくさんいるはず。
そうした人たちの思いを背負い、頑張った選手たち。
中には力を出せなかった人もいただろう。
逆に「火事場の馬鹿力」で実力以上の力を発揮できた人も、「神の見えざる手」でラッキーな思いをした人もいるだろう。
そして卓球。
男子がベスト8、女子は銀メダル。
私が学生の頃は「卓球は暗い」と言われ、肩身の狭い思いをしてきた。
そうした種目が日の目を浴び、ジュニアが育ってくれば、未来は明るいのではないかと思う。
さて、オリンピックが商業化されたといわれてから久しい。
そして今回は政治問題を持ち込む者まで現れた。
人間の歴史は戦争の歴史といっても過言ではないという人もいる。
それぞれの考え方、差別と偏見、侵略と収奪、植民地政策、愚民化政策・・・
それぞれの「勝手な思い」で人は殺しあってきた。
五輪憲章にはいかなる政治・宗教の行為も認めてはいない。
オリンピックはそうした思いは抜きにして、純粋に競う場であるからである。
その純粋な思いを「勝手な思い」で踏みにじる行為は断固抗議し、処罰されるべきだ。
明日は終戦記念日。
戦争が終わって67年目。
何も学んでいなかったのかと言いたくなる、後味の悪さが残った。